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お知らせ

本の展示

中川図書館 ミニ展示「2017年生誕100年 柴田錬三郎」≪展示期間:12月13日(火)~3月4日(土)≫

2016年12月13日

展示期間:2016年12月13日(火曜日)~2017年3月4日(土曜日)

中川図書館 「2017年生誕100年 柴田錬三郎」

NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」で、及川光博さん演じる五反田一郎のモデルとなった作家「柴錬(シバレン)」こと柴田錬三郎(1917生~1978年没)。2017年は生誕100年にあたり、2017年3月26日の誕生日を前に、中川図書館では作品を展示します。
柴錬は、1956年に円月殺法の「眠狂四郎」という人気キャラクターを生み出したほか、戦後の時代劇映画黄金時代に時代小説を多く発表しました。面白い小説を書く作家として、人気はTV時代になっても衰えず、亡くなるまで創作を続け、クイズ番組等メディアにも露出し続けました。

■ 主な展示資料 ■

No. 書名 著者名 出版者 出版年 分類 コメント
1 眠狂四郎無頼控1~6 柴田錬三郎/著 新潮社 1991 9136 1956年5月8日に「週刊新潮」に初登場した眠狂四郎シリーズの最初。当時は斬新だった読切小説の手法を採用。無口でクールなヒーローと、摩訶不思議で無敵の「円月殺法」は、今も輝きを失わない。
2 復讎(ふくしゅう)四十七士 上 柴錬忠臣蔵 柴田錬三郎/著 集英社 1996 9136 柴錬の絶筆となった未完の長編小説。大石内蔵助に小山独歩という超剣豪の隠し子がいて、騒動を起こしたり暗躍したりする奇想天外なストーリー。討ち入りの気配もないうちに作者の死で中途終了したのは惜しまれる。
3 イエスの裔(すえ) 柴田錬三郎/著 冬樹社 1980 91368 1951年の第26回直木賞受賞作。銀座の夜の女・和枝が、義理の祖父・藤助に殺される。藤助はイエスのような優しい男だった。その他、芥川賞候補になった「デスマスク」など計4作を収めた短篇集。全て現代小説。
4 裏返し忠臣蔵 柴田錬三郎/著 ランダムハウス講談社 2008 9136 赤穂浪士の物語に沿いながら、設定を大胆に変えて、全く違う痛快な話に変身させた挑戦的小説。読切で12篇収録。吉良上野介は2人いた?。刃傷事件は柳沢吉保の陰謀だった?
5 英雄三国志1~6 柴田錬三郎/著 集英社 2004 9136 黄巾の乱から、諸葛孔明の死後まで、魏、呉、蜀の戦国時代を描く長編中国歴史小説。慶応で中国文学を専攻した柴錬の面目躍如。
6 御家人斬九郎 柴田錬三郎/著 集英社 2015 9136 TVにもなった柴錬晩年の傑作時代推理小説。罪人の介錯?を裏家業としているため「斬九郎」とあだ名される貧乏御家人・松平残九郎が、難事件を解決。頭は切(斬?)れる、滅法腕も立つ斬九郎が、一方で酒と女と母親には滅法弱いというギャップが愉快。

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