本の展示
中川図書館 ミニ展示「リオ五輪メダルラッシュ記念 懐かしのオリンピックアスリート」≪展示期間:8月21日(日)~9月15日(木)≫
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2016年8月30日
展示期間:2016年8月21日(日曜日)~9月15日(木曜日)
日本選手団空前のメダルラッシュで、幕を閉じるリオ五輪。リオからバトンを受け継いだ小池新東京都知事。いよいよ、2020東京五輪に向けた4年がスタートします。まだ、パラリンピックもありますが、ひとまずこれを機会に、今日の礎を築いた先人アスリートの方々を振り返る本を集めました。教科書で読んだ伝説のアスリート織田幹雄や人見絹枝、ベルリンの奇跡、少し前のアベベに円谷幸吉、小説で読み継がれる田中英光と相良八重など、温故知新の企画です。
『第10回オリムピック画報』1932年 より 鶴舞中央図書館所蔵
(写真左から 吉岡隆徳 南部忠平 織田幹雄 西竹一 前畑秀子 西田修平 相良八重)
■ 主な展示資料 ■
No. | 書名 | 著者名 | 出版者 | 出版年 | 分類 | コメント |
1 | 暁の超特急 吉岡隆徳ものがたり | 辺見じゅん/著 | 松江今井書店 | 2001 | 2891 | 1932年ロス五輪、陸上競技男子100m走で6位入賞した吉岡隆徳(たかよし)の伝記。小柄だったが世界一のロケットスタートを誇り、アメリカ人を魅了。 |
2 | 炎のスプリンター 人見絹枝自伝 | 人見絹枝/[著] | 山陽新聞社出版局 | 1983 | 7223 | 1928年アムステルダム五輪、陸上競技女子800m走で2位。日本女子初のメダリストの自伝。『スパイクの跡』と『ゴールに入る』の2作を合体。 |
3 | オリンポスの使徒 「バロン西」伝説はなぜ生れたか | 大野芳/著 | 文芸春秋 | 1984 | 7896 | 1932年ロス五輪、馬術大障害優勝の男爵・西竹一中尉の一代記。当時「優勝国賞典競技(プリ・デ・ナシオン)」と呼ばれた競技で優勝。1945年、西は硫黄島で戦死。その際、皇居に頭を向けて自決したとか、米軍が西救出に動いた等の伝説がある。 |
4 | オリンポスの果実 | 田中英光/著 | 新潮社 | 1991 | 9136 | 1932年ロス五輪に、漕艇選手で出場した坂本(田中英光がモデル)が、走高跳の熊本秋子(相良八重がモデル)への恋情を独白する自伝的小説。選手の目線で五輪体験記を綴る。坂本のイジられキャラが自慢話の嫌味を消し、青春の煌めきを放つ。 |
5 | 二階堂を巣立った娘たち1 戦前オリンピック選手編 | 勝場勝子/著,村山茂代/著 | 不昧堂出版 | 2013 | 78021 | 1928~1936年の五輪3大会に出場した二階堂体操塾、日本女子体育専門学校(ともに現日本女子体育大学)卒の9人の伝記集。人見絹枝はじめ、『オリンポスの果実』のモデル相良八重等の伝記も読める。 |