本の展示
徳川美術館勝手に連携企画 ミニ展示「千 利休の本」 ―中川図書館― ≪展示期間:2月11日(木)~3月6日(日)≫
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2016年2月21日
展示期間:2016年2月11日(木曜日)~3月6日(日曜日)
2月28日は、千 利休(1522~91年)の命日、利休忌です。歴史上最も著名な茶人でありながら、秀吉の命で切腹させられたことは有名ですが、その原因は謎と言われています。
利休が最後に削ったとされる茶杓(銘「泪」)を所蔵する徳川美術館が、毎年利休忌にあわせて特別公開(今年は2月27日(土曜日)~3月6日(日曜日))をしています。弟子の古田織部が形見に貰い、窓を開けた筒に納めて「泪」と名付け、位牌に見立てて拝んだと伝えられるものです。これにちなんで中川図書館では、利休の本を集めて展示します。場所は茶道の本の書架前です。
☆特別公開の詳細は下記ホームページをご覧ください。
徳川美術館ホームページ:特別公開「千利休 泪の茶杓」
■ 主な展示資料 ■
No. | 書名 | 著者名 | 出版者 | 出版年 | 分類 | コメント |
1 | 利休にたずねよ | 山本兼一/著 | PHP研究所 | 2008 | 9136 | 利休の心に宿り続ける高麗の美女と緑釉の香合を軸にした物語。切腹の場から時系列を逆に追う展開は、飽きない。2009年直木賞受賞作。 |
2 | 千利休とその妻たち 上巻・下巻 | 三浦綾子/著 | 新潮社 | 1988 | 9136 | 利休と2人の正妻、お稲とおりきの物語。おりきの信仰するキリスト教が茶の湯に影響を与えたとする説は、クリスチャンの作者らしい。 |
3 | 利休の逸話 | 筒井紘一/著 | 淡交社 | 2013 | 7912 | 利休を巡る324の逸話を9テーマに分けて現代語で解説。巻末に原典も掲載。逸話には茶道の「何故」を解くカギがある。目からウロコの一冊。 |
4 | 図説千利休 その人と芸術 | 村井康彦/著 | 河出書房新社 | 1989 | 7912 | 豊富な写真で利休の生涯と茶の湯の世界を解説。「泪の茶杓」は110ページと裏表紙に登場。 |