蔵書情報
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資料情報
各蔵書資料に関する詳細情報です。
No. |
所蔵館 |
資料番号 |
資料種別 |
配架場所 |
別置 |
帯出 |
状態 |
1 |
鶴舞 | 0237317540 | 一般和書 | 2階開架 | 人文・社会 | | 在庫 |
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書誌詳細
この資料の書誌詳細情報です。
請求記号 |
3672/00590/ |
書名 |
戦争と性暴力の比較史へ向けて |
並列書名 |
Toward a Comparative History of Sexual Violence and War |
著者名 |
上野千鶴子/編
蘭信三/編
平井和子/編
|
出版者 |
岩波書店
|
出版年月 |
2018.2 |
ページ数 |
22,344,23p |
大きさ |
20cm |
ISBN |
978-4-00-061243-2 |
分類 |
3672
|
一般件名 |
女性問題-歴史
戦争犯罪
性犯罪
|
書誌種別 |
一般和書 |
内容紹介 |
戦争と性暴力を問題化することはいかに可能か。戦時性暴力における当事者間の関係の連続性に注目し、どんな加害・被害の語りが社会的に許容されるか、文脈の変化によって語りがいかに変容するかを、比較史の視座から分析する。 |
書誌・年譜・年表 |
文献:巻末p3〜23 |
タイトルコード |
1001710098720 |
要旨 |
本書は、戦時性暴力における当事者間の関係の連続性(「敵味方・同盟国・占領地・植民地」「強姦・売買春・取引・恋愛・(結婚)・出産」)に注目し、歴史的な文脈のなかでどのような加害・被害の語りが社会的に許容されるか、そして文脈の変化によって語りがいかに変容するかを、比較史の視座から分析する。「戦争に性暴力はつきもの」という普遍主義に陥ることなく、また女性のエイジェンシー(行為主体性)を否定することなく、戦争と性暴力を問題化することはいかに可能か。 |
目次 |
戦争と性暴力の比較史の視座 第1部 「慰安婦」の語られ方(韓国の「慰安婦」証言聞き取り作業の歴史―記憶と再現をめぐる取り組み 「強制連行」言説と日本人「慰安婦」の不可視化 日本軍「慰安婦」制度と性暴力―強制性と合法性をめぐる葛藤 兵士と男性性―「慰安所」へ行った兵士/行かなかった兵士) 第2部 語り得ない記憶(セックスというコンタクト・ゾーン―日本占領の経験から 語り出した性暴力被害者―満洲引揚者の犠牲者言説を読み解く 引揚女性の「不法妊娠」と戦後日本の「中絶の自由」 ナチ・ドイツの性暴力はいかに不可視化されたか―強制収容所内売春施設を中心として) 第3部 歴史学への挑戦(性暴力と日本近代歴史学―「出会い」と「出会いそこね」 戦時性暴力被害を聞き取るということ―『黄土の村の性暴力』を手がかりに 戦争と性暴力―語りの正統性をめぐって) |
著者情報 |
上野 千鶴子 1948年生。東京大学名誉教授、認定NPO法人ウィメンズ・アクション・ネットワーク(WAN)理事長。専門:社会学、ジェンダー研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 蘭 信三 1954年生。上智大学総合グローバル学部教授。専門:歴史社会学、戦争社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 平井 和子 1955年生。一橋大学社会学研究科非常勤講師。専門:近現代女性史、ジェンダー史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
内容細目表:
-
1 戦争と性暴力の比較史の視座
1-31
-
上野 千鶴子/著
-
2 韓国の「慰安婦」証言聞き取り作業の歴史
記憶と再現をめぐる取り組み
35-64
-
山下 英愛/著
-
3 「強制連行」言説と日本人「慰安婦」の不可視化
65-83
-
木下 直子/著
-
4 日本軍「慰安婦」制度と性暴力
強制性と合法性をめぐる葛藤
85-109
-
岡田 泰平/著
-
5 兵士と男性性
「慰安所」へ行った兵士/行かなかった兵士
111-140
-
平井 和子/著
-
6 セックスというコンタクト・ゾーン
日本占領の経験から
143-169
-
茶園 敏美/著
-
7 語り出した性暴力被害者
満洲引揚者の犠牲者言説を読み解く
171-198
-
猪股 祐介/著
-
8 引揚女性の「不法妊娠」と戦後日本の「中絶の自由」
199-225
-
樋口 恵子/著
-
9 ナチ・ドイツの性暴力はいかに不可視化されたか
強制収容所内売春施設を中心として
227-254
-
姫岡 とし子/著
-
10 性暴力と日本近代歴史学
「出会い」と「出会いそこね」
257-281
-
成田 龍一/著
-
11 戦時性暴力被害を聞き取るということ
『黄土の村の性暴力』を手がかりに
283-314
-
蘭 信三/著
-
12 戦争と性暴力
語りの正統性をめぐって
315-340
-
佐藤 文香/著
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