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ティーンズ広報紙『ごちゃっと』第20号

ティーンズ広報紙『ごちゃっと』 第20号 発行

ティーンズ向け広報紙『ごちゃっと』第20号を発行しました。
『ごちゃっと』は名古屋市図書館21館の窓口で配布しているほか、下記PDFファイルでもご覧いただけます。

☆ 『ごちゃっと(第20号)』 <PDF形式,1.37MB>

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第20号の内容は、
不定期連載「シカクニト!第4回:図書館の特別整理期間って何?」
大災害から1年
実録・夜の図書館
などです。

本の表紙をクリックすると、貸し出し中かどうかなどがわかります。
※表紙の画像掲載に関する著作権の許諾については、出版社の許可をいただいております。

◆◇ 不定期連載「シカクニト!第4回:図書館の特別整理期間って何?」 ◇◆

ツル登場!

◆ 鶴舞中央図書館前にて
少年 「あのさー、トクベツセイリ期間って何で休みなの?」
? 「ボクが教えよう!」
少年 「ん?何か降りてくるぞ」
 バサッバサッと飛来する影。
? 「特別整理期間中は、なくなっている本がないかチェックしたり、傷んでいる本を直したりしているんだ」
 すたっ。ポーズを決めて降り立ったのは...。
少年 「つーか、あんた誰?」
ツル 「見ればわかるだろ?ツルさ!」
少年 「ここってハトならよく見るけど、何でツルがいるんだ?」
ツル 「知りたい?実はボクの職業は図書館司書なんだけど...」
 おもむろにカバンをごそごそ探り出したツルが取り出したのは、分厚い本。
ツル 「この図書館にも出張を兼ねてよく来るんだよ。鶴舞っていう地名も気に入ってるしね。ちなみにこれは調べ物に使う百科事典さっ」
少年 「それで道理で図書館のことに詳しいのか。あとさー、さっきの話の続きだけどさ」
ツル 「そうそう、本のチェックはこれを使うのさ!」
少年 「またカバンから何か出たぞ...」
 この片手(片翼?)サイズの機械の正体は?
ツル 「この読みとり機で棚にある全部の本のバーコードをよむんだ。その全データと、貸出中の本の全データを合わせてみると、なくなっている本が分かるってわけさ」
 試しにさっきの百科事典を使ってピッ。本に押し付けなくても読みとり可能!
ツル 「では、ボクは忙しいから、さらば!また会おう!」
少年 「慌ただしいヤツ...」
 羽音も高くツルは飛び去ってしまったけど、少年の疑問は解決したかな?
 他にも「?」があれば、館内の司書に聞いてみてね。

☆ PDF版『ごちゃっと(第20号)』 <1.37MB>では、2人のやり取りがマンガで読めるよ。

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◆◇ 大災害から1年 ◇◆

2011年3月11日に発生した東日本大震災から1年になります。
昨年は被災の瞬間やその後の被災地を撮影した写真集が、たくさんの報道機関から出版されました。

★ 備えておこう ★

名古屋も、何十年も前から「東海地震」が警戒されている地域。
大災害はけして他人事ではありません。知っておくことも、備えになることです。

■ 『日本人が知りたい巨大地震の疑問50』 ■

島村英紀/著
ソフトバンククリエイティブ

日本は地震の多い国。だからこそ、地震のことを知って正しく恐れ、正しく対策をすることが大切。
地震発生のメカニズムや、予知、情報、警報などについて知っておきたいもの。

■ 『地震イツモノート』 ■

地震イツモプロジェクト/編
木楽舎

味のあるイラストで読みやすい、少し変わったこの地震防災マニュアルは、阪神・淡路大震災の経験を生かしてつくられている。
「イツモ」できる備えや心構えを、私たちもしておこう。

■ 『「東日本復興応援」プロジェクト 届けたい!伝えたい!私たちからのメッセージ ガールズ1000人のリアル震災体験』 ■

魔法のiらんど/編
アスキー・メディアワークス

「魔法のiらんど」によせられた、主に10代の女の子たちのリアルな声。
特に被災地から寄せられた声からは、地震!という時にどんなことがおこるのか、それに対してどう動けるのか、あるいは動けないのかが伝わってきます。

★ いま、私にできること ★

いてもたってもいられない、何かしたい!
でも被災地は遠いし、自分には何ができる?

■ 『高校生、災害と向き合う 舞子高等学校環境防災科の10年』 ■

諏訪清二/著
岩波書店

兵庫県立舞子高校にある、全国で唯一の「環境防災科」。
そこで学ぶ生徒たちは、被災地でさまざまなボランティア活動に取り組みました。
現地でおこなうボランティア活動での体験や注意点のほか、実際に被災地に行けなくても(そのほうが圧倒的多数!)できる活動についても解説されています。

★ 伝えるコトバ、伝わるコトバ ★

テレビが見られない、電話がつながらないなどの状況の中、比較的強かったのが電子メールや、ツイッターなどのソーシャルネットワークシステム。
人々の安否や被害状況を伝えたり、勇気づけるためのさまざまなメッセージがとびかったりしました。

■ 『PRAY FOR JAPAN』 ■

prayforjapan.jp/編
講談社

ツイッターに投稿された「prayforjapan(日本のために祈る)」という海外からのメッセージ。
ぞくぞくと届いた応援メッセージや、前向きになれるような温かいエピソードを集めた1冊。

■ 『災害時ケータイ&ネット活用BOOK』 ■

西田宗千佳/著
朝日新聞出版

これまでの災害時の社会状況と比べて大きく変化していたのが、インターネットや携帯電話の進歩だと言われる。
安否確認や情報入手のための活用法をチェックしておこう。

■ 『検証東日本大震災の流言・デマ』 ■

荻上チキ/著
光文社

今回の震災では、不正確だったり悪意がこもった情報も、リツイートされたりチェーンメールとして広がった。
善意からのものであっても、誤った情報は混乱をもたらす。
なぜデマは広がるのか、デマを防ぐにはどうしたらいいのか。
誤った情報を見抜く力は、普段から身につけておきたい。

地震・津波以上に大きな影響をもたらしたのが原発。
処理も終わっていないし、影響はいまなお続いている。
そしていろんな立場や考え方があって、解決は容易ではない。
自分たちひとりひとりが、みんなで話し合ったり、複数の情報を確認することで知識をもち、しっかりと考えていかなくてはいけないことです。

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◆◇ 新刊案内 ◇◆

■ 『鷹匠(たかじょう)は女子高生!』 ■

佐和みずえ/著
汐文社

佐賀県武雄(たけお)市に住む石橋美里(いしばしみさと)さんは、普段はどこにでもいる17才の女の子。
けれど、実はもうひとつ別の顔を持っているのです。
それは、日本でただひとりの女子高生「鷹匠(たかじょう)」というもの。
「鷹匠」とは、タカなどの猛禽類(もうきんるい)を飼いならし、狩りなどに使う人のこと。
美里さんと仲間の猛禽たちとの生活を少しのぞいてみましょう。(忍)

■ 『人生なんて無意味だ』 ■

ヤンネ・テラー/著
幻冬舎

「意味のあるものなんて何もない」
ピエールの言葉を聞いたとき、わたしたちは気づいてしまった。
とっくにそれを知っていて、ただ知らないふりをしてきたことに。
だから、わたしたちは「意味の山」を作る。
ピエールのようにならないために。(夜)

■ 『くちびるに歌を』 ■

中田永一/著
小学館

女子だけで活動していた島の中学合唱部にきた、産休代替の柏木先生。
その美しさにつられて男子がぞくぞく入部。はじめて混声合唱に取り組むことになるも、なかなかうまくいかず...。
アンジェラ・アキさんの曲「手紙~拝啓 十五の君へ」をモチーフにした作品。
『拝啓十五の君へ』『未来への手紙』とあわせて読んでみて。(弓)

■ 『願かけネコの日』 ■

那須田淳/作
学研教育出版

死んじゃったけど6日間だけ生き返れることになったコースケ。
でも、その間に3つの願いを自力でかなえないと、あとでひどいバチがあたるかも、だって!?
三途(さんず)の川の番ネコ・だっちゃんの助けを借りて、課題のクリアにいどむ!(生)

■ 『かぼちゃの下で』 ■

桜木奈央子/写真・文
春風社

アフリカ・ウガンダの内戦で心や身体に深い傷を負った少年少女たち。
言葉でつづられるその体験は壮絶なものであるけど、戦争のむごたらしい写真は一切登場しない。
それだけに胸を痛めたり、悲しんだりするだけでなく、どうしてそうなってしまったのか、どうするべきかを考え、想像するきっかけにしてほしい。(mt)

■ 『世界一わかりやすい楽譜の読みかた』 ■

山下正/編著
ヤマハミュージックメディア

バンドや吹奏楽とか音楽やってる人で、もっと楽譜に強くなりたい人におすすめです!!
  STEP1 誰にでも読めるカンタン楽譜
  STEP2 細かい楽譜も余裕でOK
などなど、あなたはどのページから読み始める?(む)

■ 『ワンス・アホな・タイム』 ■

安東みきえ/作
理論社

この本のタイトルとは少し違うけど、ワンス・アポナ・タイム(Once upon a time)とは、英語で「むかしむかし、...」という意味でおとぎ話の冒頭でよく使われる言葉のこと。
むかしむかし、どこかにいたかもしれない賢くてアホな王子様、お姫さまたちのおかしくて少しトゲのある短いお話集。(mt)

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◆◇ 実録・夜の図書館 ◇◆

グループ毎に慎重にルート確認 グループ毎に慎重にルート確認

グループ毎に慎重にルート確認

書架に迷う挑戦者 なんか間違えたかも...?

なんか間違えたかも...?

2012年2月18日。夕闇とともに、挑戦者たちは館に集った。
その数、16名。...早くもたどり着けなかった者がいるようだ。
迎えるは、3人の語り部たち。紡ぎだすは、東西に伝わる黄泉語り。
指輪を求め迫り来る亡者、深山に潜む化け猫、人を溶かす妖しの草、滝より襲いかかる怪異...。
挑戦者たちの表情も恐怖に強ばる。
しかし、無情にも時を告げる鐘は鳴り、挑戦者たちを知の迷宮へと追い立てた。
暗い館内を抜け、たどり着いた先は本・本・本...。
鶴舞中央図書館が誇る、80万冊近くを収める書庫である。
挑戦者たちは、棚番号のみを記した地図と、本の背表紙に貼られた請求記号(『ごちゃっと』第4号の「シカクニト!」第1回を参照)を 頼りに、指定された本に隠された暗号を探し出さねばならない。
念入りにルートを確認し、知の迷宮へ踏み出していく挑戦者たち。
だが、地図を見間違えたのか、見当外れの方向へ突き進む者もいる。
時折響く悲鳴は、一体何に出会ったのか。
挑戦者たちは果たして無事なのか!?
やがて、笑顔で生還した挑戦者たちの手には、見事探し当てた暗号があった。
挑戦者たちには、惜しみなき賞賛と秘宝(?)が贈られた。
挑戦者たちは言う。「もっと探検したかった!」と。
されば、きっとまたいつの日にか、夜の図書館は開かれるであろう。
その時には、新たな若者たちの挑戦を待っている。

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