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ティーンズ広報紙『ごちゃっと』第12号

ティーンズ広報紙『ごちゃっと』 第12号 発行

ティーンズ向け広報紙『ごちゃっと』第12号を発行しました。
『ごちゃっと』は名古屋市図書館21館の窓口で配布しているほか、下記PDFファイルでもご覧いただけます。

☆ 『ごちゃっと(第12号)』 <PDF形式,1.57MB>

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第12号の内容は、
新人司書(+α)のオススメ本!
ザ!トショカンダッシュ
などです。

◆◇ 新人司書(+α)のオススメ本! ◇◆

「ごちゃっと」の編集担当以外の人にも本を紹介してもらおう!
というわけで、新人司書(+α)に突撃取材しちゃいました。
採用1年め、2年め(+20代1名)の司書、あわせて9人のオススメ本、よさげな本があったら読んでみて。

表紙をクリックすると、貸し出し中かどうかなどがわかります。
 ※表紙の画像掲載に関する著作権の許諾については、出版社の許可をいただいております。

■ 『風が強く吹いている』 ■

三浦しをん/著
新潮社

「箱根駅伝を目指す!」
清瀬灰次(通称ハイジ)の野望に巻き込まれて竹青荘の個性あふれる住人たち(ほぼ陸上経験ナシ)の無謀な挑戦が始まった!!
「走る」という行為を通して自分を見つめ、成長してゆくメンバーの姿に思わずホロリ。
今年のお正月は駅伝をみよう!(TVでね☆)(わさび)

■ 『小説ワンダフルライフ』 ■

是枝裕和/著
早川書房

天国の入り口で「あなたの人生の中から大切な思い出をひとつだけ選んでください」と言われたら?
人生最良の思い出を選ぶために、死者たちは自分の一生をふりかえる。
選んだ思い出は映画になり、上映会が開かれる。
わたしがこの映画を見た10代のときにはすぐに選べた思い出も、近ごろは・・・。
映画を監督自身が小説化。(秋)

■ 『死にカタログ』 ■

寄藤文平/著
大和書房

死んだら→近所の島に行く、という考え方にド肝を抜かれました。
いろんな時代の、いろんな人たちが考えた、いろんな死のかたち。
みんなどうせいつか死ぬ、死んだあとの世界のことなんて誰にもわからない。
だったら自由に、どうせなら前向きに、死について考えてみるのもいいかも。
重いテーマなのに、読むと心がなごみます。(ほっぺこ)

■ 『フェルマーの最終定理』 ■

サイモン・シン/著
新潮社

「(xのn乗)+(yのn乗)=(zのn乗) は、n=3以上の整数では成立しない」
発表されてから360年もの間、誰も証明できなかったフェルマーの最終定理は、いかにして証明されたのか。
数学に魂をささげた熱き数学者たちの物語。
無味乾燥に見える定理や公式も、発見した人たちのことを知ると、また違って見えてくるかも? (N)

■ 『崖っぷちに立つあなたへ』 ■

落合恵子/著
岩波書店

著者は作家でもあり、子どもの本の専門店の主宰などでも活躍中。
「いのちまでかけて、学校に行くことはない。いまは」
生い立ちゆえにさまざまな壁を乗り越えてきた落合さんが、いまを生きるあなたに伝えたいメッセージ。(しずく)

■ 『日傘のお兄さん』 ■

豊島ミホ/著
新潮社

10年以上の時を経て、思い出の島根から東京の自宅に突然現れた、幼なじみのお兄さん。
ネットで話題のロリコン男になっていても、夏実は迷わずお兄さんの手をとって、楽しく逃避行へ繰り出す。
「だいすき!!」って気持ちのポジティブさ全開で、読むと元気になれちゃう。
おまけにちょっぴりせつない、ひと夏の物語。(なっちゃん)

■ 『本格折り紙 入門から上級まで』 ■

前川淳/著
日貿出版社

「折り紙なんて小学生がやるもの、ダサい」なんて思ってない?
そう思ってる人はこの本を見てみなよ!
「すごっ! 自分でつくってみたい!」と思うはず。
かわいいペンギン、本物そっくりの馬や超高難度の悪魔など、見るだけでも楽しいぞ。
折り紙は才能よりも根気! できたときの達成感は本格級! (カド)

■ 『ブラック・ジャック』 ■

手塚治虫/著
講談社ほか

医師免許をもたない謎の医師、ブラック・ジャック。
治療費は超高額! だけど、世界も驚く腕前で、さまざまな人の命を救う。
高1のころ、なかなかクラスになじめなくて、放課のたびに図書室に入り浸って読んでた本。
ブラック・ジャック先生とピノコのかけあいがおもしろいよ。(千雪)

■ 『十七歳の地図』 ■

橋口譲二/著
文芸春秋

北海道から沖縄まで、著者が行く先々で偶然出会った17歳、102人のポートレートとインタビューをまとめた写真集。
人生のある一時期にしか持ちえないさまざまな感情が、写真からも文章からもまっすぐに伝わってくる。
10年後の彼らに再度インタビューを試みた『17歳の軌跡』という続編もあります。(mt)

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◆◇ ザ!トショカンダッシュ ◇◆

  それは、午後の一言から始まった。

  弓:名古屋市図書館21館、一日でどれだけ回れるか試してみたくない?
  夜:やりたい!
  夏:楽しそうだね。ついでに、近くのお店を探検したい♪
  七:はぁ?やるなら、全館制覇狙うでしょ。当然、昼ヌキ!!
  夏・夜:えぇ~っ!
  生:ま、まあ、みんな一緒に回らなくてもいいんじゃない?ペア組んで競ってもいいし。
  夜:七さんと一緒は絶対やだ!
  弓:はいはい。ペア組んであげるから。
  夏:じゃあ、七さん、弓さん夜さんペアと夏の3組でいい?(←やっぱり昼ヌキは嫌)
  七:え、生さんと忍さんは?
  忍:あの、2人で残りの原稿引き受けますから。みなさんで行ってきてください。(他にもページがあること忘れてるな、この人たち...)

  そして、ぼくらは旅に出た。

ドニチエコきっぷ

ある秋晴れの日曜日、こうしてぼくらは駆け出した。
片手に自由への切符(ドニチエコきっぷ)を握りしめて。
人は問うだろう、「何のために?」と。
この衝動に理由なんていらない。
「無意味に思えることこそが、人生を豊かにする」と、多分どこかで誰かが言っていた。
しいて理由を挙げるならば...、そう、
「図書館が好きだから」。

というわけで、みんなで図書館に行きまくってきました。
使用できるのは、公共交通機関と己の肉体のみ(ただし、竹馬は可)。
それでも、1日あると、意外にあちこち行けるみたい。
「読みたかった本が、今、あの図書館に!ああ、予約で届くまでが待ちきれない!」
なんてとき、そこまで足を伸ばしちゃうのも手かも?

それでは、実際どれだけ回れるのか。3組のレポートをどうぞ!

■ 弓&夜の場合 ■

  弓:前に私が(夜)さんの勤務館に行こうとして道に迷った時さ。
  夜:同じ日に私は(弓)さんの勤務館に行こうとして道に迷ってたんだよね。
  弓:方向音痴グループだね、この組み合わせ。キケンかな 。
  夜:(弓)さんとこがわかりにくいんだもん。
  弓:(夜)さんとこだって相当だったよっ!!

富田図書館の前をお祭りの列が通りました

富田図書館の前を
お祭りの列が通りました

そんな2人は【1】富田図書館からSTART!

  弓:道沿いに看板があってわりとわかりやすいね。

次はJR春田駅まで歩いて、バスに乗ります。
ここで南陽巡回に乗るのがポイント。なんと【2】南陽図書館に行けちゃうんだって!

  夜:田んぼと住宅地の中にいきなりあるよねぇ。

今度はどこに行く?
乗継を考えて、高畑16号系統で地下鉄高畑駅へ。東山線で【3】中村図書館に向かいます。

  弓:駅から図書館までの道沿いにおいしいお団子のお店があるって(夏)さんが言ってたね。
  夜:はんぺん食べたい。
  弓:はんぺん?
  夜:あそこのお店で売ってるの。

ついでにえびせんべいを購入。海の幸万歳!
時刻はそろそろお昼時。ある目的のため、途中で鶴舞線に乗り換えて【4】西図書館へ。

  弓:ランチランチ♪このへんはおいしいお店多いんだよ~。(西区在住者)

山田図書館は企画展示がお出迎え

山田図書館は企画展示がお出迎え

ここからは鶴舞線攻め。
【5】山田図書館は上小田井駅から歩いて行ける。
支所管内図書館でこの便利さは珍しい!

  夜:山田支所の3階。休日だと閉まってる支所の前を通って図書館に行くの、妙な感じ。

それから、「鶴舞」と言ったら外せない【6】鶴舞中央図書館

  弓:予約本がいっぱい...さすが中央館...。
  夜:館によってはあれくらいのとこもあるよ。

次は名城線に乗り換えて...と思ったけど、名港線にして【7】港図書館も行っとく?

港図書館は波のイメージ

港図書館は波のイメージ

  夜:港区役所駅の真上なのは便利だね。

今度こそ名城線に乗って、目指すは【8】北図書館

  弓:黒川からちょっと歩くね。でもバスだと2停留所程度...。

と言いつつ、バスに乗る。帰りもやっぱりバスに乗る。
だって、もう疲れたし。でも、次の【9】東図書館に落とし穴が...。

  夜:駅から続くドラゴンズロード、なっが~!

空は夕焼け、そろそろトショカンダッシュもおしまい。
ゆとりーとラインで一路最終目的地へ。

  弓:ゆとりーとラインから見える。すぐ近くだね。

って、行くの!?【10】守山図書館!?
駅からダッシュ。駅までダッシュ。まさにラストスパート。
そして、ついに【11】志段味図書館でFINISH!!

  夜:広々した見晴らしのいいところにあるねー。

計11館でした!

終了後...
  夜:さてただいま丸の内駅。ここには県図書館があるんだよね。
  弓:近くにある商店街、おいしいお店多いんだよ。
  夜:食い倒れツアーかこれは。

■ 七の場合~トショカンダッシュ13館のたたかいのキロク ■

10月×日の日曜日。トショカンダッシュの日。
5時起床。5時に起きる必要も無いけど起きる。
前日の天気予報では、雨の予報だったけど、いい天気。
日頃の行いがいいせいかな。

僕は200館以上の図書館に行ったことがあり、そのメンツにかけても、負けるわけにはいかないね。
でも、ただ行くだけでいいの?
図書館は資料を利用するところ。なので、行って、本を借りて、移動中に読んで、本を返して、借りて...。
では、スタート!

スタートは、【1】志段味図書館
10時開館を待つ。中高生の人たちが、たくさん待っているね。
『寺山修司詩集』を借りる。
この中の「グッドバイ」という詩に、「そうだ A列車で行こう それがだめなら走って行こう」とある。
バスや地下鉄が来なかったら、走っていくのだ。
寺山修司は、演劇、映画、短歌、俳句、詩、評論などさまざまな分野で活躍した人。
本もいろいろあるので、いつか読んでみてね。

守山市役所の碑

守山市役所の碑

上島10時9分発のゆとりーとラインに乗って、守山10時24分着。
【2】守山図書館へ。
図書館の前に、「守山市役所」の碑が建っているよ。
昔は、守山市だったんだね。
ここでは、絵本の『ぶたのたね』を借りる。
かわいい絵。佐々木マキさんは、何十年か前は、マンガを描いていた人。
1970年の『佐々木マキ作品集』が鶴舞中央図書館の書庫にあるよ。

ゆとりーとライン守山発10時34分発で、ナゴヤドーム前矢田10時38分着。
【3】東図書館はすぐだよ。
生物多様性の本が集めてあるコーナーがあった。
そこから、『死を食べる』を借りる。
動物写真家の宮崎学さんの写真集で、死んだキツネが自然に帰っていくまでを追う。
いろんな他の生き物が食べていく。今日、トショカンダッシュが終わったら、肉を食べようと思うけど、それも「死を食べる」ってことだね。

ナゴヤドーム前矢田10時52分発の地下鉄で、本山10時59分着。乗り換え、11時6分発で、東山公園11時8分着。
東山動物園に行く人が多いなあ。
【4】千種図書館まで歩いていく。
コンパクトなティーンズコーナーがあるよ。
ここから、『わかもとの知恵』を借りる。
「あらった犬の体をはやくかわかす知恵」などたのしい知恵が載っている。
「図書館をたくさんめぐる知恵」は、載っていないなあ。

昼?ちゃんと食べたよ。

昼?ちゃんと食べたよ。

星が丘まで歩いて、星が丘発11時35分発で、上社11時39分着。11時45分発のバス上社11に乗って、名東図書館11時56分着。
【5】名東図書館にも小さなティーンズコーナーがあるね。
『ごちゃっと』でも紹介された『男子』を借りてみるよ。
笑える。木村伊兵衛写真賞という新人賞をとった写真家さん。

名東図書館12時6分発のバス上社11で、上社着12時17分。12時28分発で、今池12時41分着。乗り換え、12時44分発で、桜山12時49分着。
博物館の前を通って、【6】瑞穂図書館へ。古い図書館だね。
ティーンズコーナーで、『アホウドリの糞でできた国』を借りる。
イラストがかわいい、ナウル共和国を紹介する本。
税金はゼロ、学校・病院はタダ、国民は誰も働かなかった国。
最近、国家についてのニュースがよく流れているけど、国ってなんだろうね。

桜山13時9分発で、新瑞橋13時14分着。乗り換えて、13時22分発で、堀田13時24分着。
13時29分発のバス基幹1で、千竃通2丁目13時32分着で、【7】南図書館へ。
児童コーナーの新刊コーナーにあった『神様の階段』を借りたよ。
今森光彦さんは、里山の写真で有名な写真家。
この本は、インドネシアの棚田の写真。「神様の階段」って、すてきな表現だね。
棚田とは、傾斜地に作られた棚状の田。日本にもあって、きれいだけど、耕す人はたいへんなんだろう。

そろそろ熱田図書館に着くかな?

そろそろ熱田図書館に着くかな?

千竃通2丁目13時49分発の基幹1で、堀田13時54分着。地下鉄に乗り換え、14時4分発で、神宮西14時8分着。
歩いて、【8】熱田図書館へ。
『ズーム』。にわとりのトサカから宇宙までズームアウトする不思議な絵本。
ものごとをみる視点を、たまには変えてみてみるといいかも。

神宮西に戻って、14時28分発で、金山14時32分着。乗り換えて、14時40分発で、港区役所14時48分着。
【9】港図書館はすぐだよ。
『ドラえもん 3』を借りる。
1974年が初版、36年前、みんなの生まれるずっと前だね。

港区役所14時59分発で、上前津15時11分着。乗り換え、15時17分発で、鶴舞15時18分着。
【10】鶴舞中央図書館へ。ここでは本を借りるのは1回休み。

鶴舞15時35分発で、浄心15時46分着。【11】西図書館
名古屋城コーナーがあって、そこから『愛知の城』を借りたよ。
こんなにもたくさんの城が。君の家の近くにもあるかも。

浄心16時6分発で、上小田井16時13分着。 【12】山田図書館。ここにもティーンズコーナーができたよ。
『18歳のハローワーク』を借りた。
僕も18歳に戻りたい。

もう1館、間に合うか!?

もう1館、間に合うか!?

もう時間が残り少ないけど、がんばる。
小田井16時35分発の東海交通事業城北線に乗って、比良16時38分着。
【13】楠図書館には、けっこう離れている。早足で歩いていくけど、なかなか着かない。
最後は走って、なんとか17時に間に合った。汗だらだら。
ここは最後の図書館なので、ここで借りた本は持って帰る。
ティーンズコーナーにあった『きみが見つける物語 不思議な話編』を借りた。
このシリーズは、「恋愛編」「放課後編」「切ない話編」などいろいろあるよ。

17時で図書館はおしまい。
トショカンダッシュもおしまい。
行けたのは13館、勝てたかなあ~?

■ 夏の場合 ■

10月のある日曜日、職場のNさんと二人で、図書館ダッシュに挑戦!
ほかの若者たちは気合い入ってるけど、私たちはのんびりまわりましょ。
なんたって、私たち、二人あわせると、年齢100!!ですから...。

「名東図書館レファレンスカウンター」

名東図書館
レファレンスカウンター

まずは【1】名東図書館から。
レファレンスカウンターには館長さんが。
調べ物の相談にのってくれます。
貸出カウンターの中には青いエプロンの人たちが7~8人いて貸出や、予約本を整理してました。

それから、バスと地下鉄を乗り継いで、【2】千種図書館へ。
東山動植物園と星ヶ丘の真ん中にあり、自然と都会の両方が楽しめる街の図書館です。
ティーンズコーナーもあるよ。

お次は、【3】瑞穂図書館
地下鉄東山線から桜通線に乗り換えます。
図書館案内のすてきなリーフレットGET!
ティーンズコーナーで、前から気になってた動物の顔の写真集も借りちゃった。

今度は、地下鉄からバスに乗り換えて...と思ったら、バス、乗り間違えた!
まあ、いいか。のんびり、次のバスを待とう...。

「徳重図書館の屋上庭園」

徳重図書館の屋上庭園

そしてたどり着いたのは、一番新しくてぴかぴかの【4】徳重図書館
ティーンズコーナーが2か所もある!
屋上庭園は見晴らしが良くて、図書館帰りのお客さんがベンチでくつろいでました。

ラストは【5】緑図書館
学習室へ続く階段の壁にずらりと貼られた本の紹介ポップ!
ティーンズコーナーはないけど、情報提供では負けないぞっていうパワーを感じました。
窓の外で、ゴーヤのカーテンが風にそよいでました。

「本日の収穫物」

本日の収穫物

この日の収穫は、この5冊。
★ 『RDG はじめてのお使い』 荻原規子/[著] 角川書店
★ 『カレル・チャペック短編集3 ありふれた殺人』 カレル・チャペック/著 青土社
★ 『夏への扉 新訳版』 ロバート・A・ハインライン/著 早川書房
★ 『動物[ω]図鑑』 松原卓二/写真・文 マガジンハウス
★ 『時計塔のある町』 藤江じゅん/[著] 角川書店

各図書館の皆さま、忙しい日曜日に、見どころ案内していただき、ありがとうございました。

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◆◇ 新刊案内 ◇◆

表紙をクリックすると、貸し出し中かどうかなどがわかります。
※表紙の画像掲載に関する著作権の許諾については、出版社の許可をいただいております。

■ 『ふたりの距離の概算』 ■

米澤穂信/著
角川書店

古典部に、新入生の大日向友子が仮入部してきた。
ところが、突然、彼女は入部の辞退を告げる。
折木奉太郎は、20キロのマラソンを走りながら、彼女の心変わりを推理する。
古典部シリーズ第5弾。(七)

(c)角川書店

■ 『市立第二中学校2年C組 10月19日月曜日』 ■

椰月美智子/著
講談社

ある一日の、生徒38人と教師1人の一瞬が切り取られ、時間の流れに沿って並べられる。
読み進むうちに、ひとりひとりの事情、渦巻く人間模様が鮮やかに浮かび上がり、
今日とは少し違った明日の予兆が見えてくる。(夏)

■ 『スキャット』 ■

カール・ハイアセン/著
理論社

校外学習で出かけた湿地で、先生が失踪した。
「家族の事情」だと連絡はあったが、先生に家族はいない。
裏に絡んでいるのは、放火歴のある問題児?
石油の不法掘削をたくらむ会社?
それとも、先生の甥を名乗る男...?(夜)

■ 『食品サンプルの作りかた、教えます。』 ■

今井規雄/著
新星出版社

そのリアルっぷりに国内のみならず海外からの注目も熱い「食品サンプル」。
なんとそれが自宅で作れちゃう!
好きなものを作って飾ったり、ミニサイズをストラップにしたり。
実際の料理よりもはまっちゃう人もいるかも?(弓)

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