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こんなほんあんなほん ティーンズ(中高生)向き 2011年度版


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2011年度版

『100km!』

『100km!』表紙画像 片川優子/著 講談社 〈913〉
制限時間30時間で、三河湾沿いを夜通し歩く「100km歩け歩け大会」にエントリーしたみのり。姉ちゃんはいつも逃げていると言う弟への意地、怪我で前向きさがなくなった母への想い。自分が歩くことでなにか少しでも変わればと、みのりは痛む体でひたすら歩く。それぞれの理由を胸に歩く参加者や励ましてくれるボランティアに出会い、無理だと思っていたゴールが絶対たどりつきたい目標へと変わっていく。

『犬部! 北里大学獣医学部』

『犬部!』表紙画像 片野ゆか/著 ポプラ社 〈6456〉
捨てられた犬や猫を保護して、新しい飼い主を見つけるのが犬部の活動です。言うのは簡単ですが、これがすさまじくハードな仕事。人間に虐待されて心に傷を負ったものもいれば、事故や病気で瀕死の状態にあるものもいます。そんな動物たちに迷わず手を差し伸べ、不眠不休で世話をする大学生たちの、実話にもとづいたルポルタージュです。

『リリース』

『リリース』表紙画像 草野たき/著 ポプラ社 〈913〉
中2の明良(あきら) は、父親の遺言どおり将来は医者になるようにと言われてきた。でも、中学入学後に始めたバスケに夢中!将来もバスケをしたいと思っている。バスケ部で問題が起きるし、祖母の爆弾発言をきっかけに家族も崩壊の危機にさらされる。本当の気持ちを隠し、気配りをしながらの生活から解放(リリース) されるのか?!

『アナザー修学旅行』

『アナザー修学旅行』表紙画像 有沢佳映/著 講談社 〈913〉
足を骨折して修学旅行に行けなくなった私。いろいろな理由でいのこり組は、私を入れて6人。なんだかみんな個性的。この6人で3日間をすごすのはちょっと...と思っていたら、なぜか途中から一人ふえたりして。ふだんつながりのない7人が、3日間だけの時を共有して出会う、それぞれの、そして自分の思わぬ一面。そう、これもひとつの修学旅行だ。

『ストロベリー・ブルー』

『ストロベリー・ブルー』表紙画像 香坂直/著 角川書店 〈F〉
皆の憧れだった木崎がクラスから疎外されるようになってからも、ぼくはひっそりと彼女を見守りつづけ、彼女も時折その視線に応えてくれていた。しかし、中学一年生のある日を境に、ぼくと彼女の距離は遠のいたまま、いまだにその溝を埋められないでいる―「ストロベリー・ブルー」。多感な時期を過ごす中学生五人の青春模様を切なく描いた短編集。

『家元探偵マスノくん 県立桜花高校★ぼっち部』

『家元探偵マスノくん』表紙画像 笹生陽子/著 ポプラ社 〈913〉
県立桜花高校1年C組、倉沢チナツ。ごく平凡な女子高生になって2ヶ月。...スクールライフがちっとも楽しくありません。入学の祝い膳にあたって休んでいるうちに、すっかり友だちづくりに出遅れてしまったのです。「最悪、友だちゼロのまま高校生活終わるんじゃないか?」そう思いはじめた頃、チナツは個性的すぎる人たちと出会います。

『いじめの直し方』

『いじめの直し方』表紙画像 内藤朝雄/著 荻上チキ/著 朝日新聞出版 〈3714〉
元気も勇気もいらないし、君が変わる必要もない。いじめの作られ方、いじめの見つけ方、いじめの直し方を解き明かし、君に対処法を紹介する。イラストがかわいい小さな本だけど、いじめが起こるメカニズムについて、最新の研究成果をわかりやすく説明している。そして、君にいじめの起きにくい社会を一緒に作ろうと呼びかける。

『10代のためのケータイ心得』

『10代のためのケータイ心得』表紙画像 こころ部/監修 スメリー/まんが 服部元信/まんが ポプラ社 〈69〉
携帯はとっても便利で楽しいものだけれど、使い方を間違えると大変なことに!この本には実際に起こった事例をもとに、ネットでのいじめ、架空請求、個人情報流出の防ぎ方などが漫画で紹介されています。携帯サイト「こころ部」の連載をもとに作られたこの本で、楽しくケータイのココロエを身につけちゃいましょう。 ケータイ能力テストもあるからチャレンジしてね。

『アレの名前大百科』

『アレの名前大百科』表紙画像 みうらじゅん/監修 PHP研究所 〈031〉
食パンの袋をとめている凱旋門みたいなアレ、しょうゆを入れる魚型のアレ、耳かきのフワフワした白いアレ、実はどれもちゃんと名前がついている。知って何になるわけではないが、どうやって言うのか気になるモノの名前をあつめた本。クイズ形式で全106問。何問正解できるか試すもよし、こっそり覚えて人に自慢するもよし、使い方はあなたしだい。

『幸せを届けるボランティア不幸を招くボランティア』

『幸せを届けるボランティア不幸を招くボランティア』表紙画像 田中優/著 河出書房新社 〈3697〉
「ボランティア=いいこと」と思い込んでない?あなたが送った一枚の服が、その国の未来を奪っているかもしれないよ。「できることをやる」のは間違いではないけれど、それだけじゃ足りない。まず、相手を知ること。そして、自分の行動の意味を考えること。善意を善意として届けるにはどうしたらいいのか、この本が教えてくれる。

『希望(ホープ)のいる町』

『希望(ホープ)のいる町』表紙画像 ジョーン・バウアー/著 中田香/訳 金原瑞人/選 作品社 〈93〉
あたしを捨てた母さんが、あたしにさずけてくれたのは「ウェイトレス」の才能と「チューリップ」っていうふざけた名前。12歳であたしはこの名前を捨てて、「ホープ(希望)」という名前を選んだ。でも、おばのアディと二人で新しい職場の待つ町へと向かう16歳のあたしは、希望に満ちているとはいえない...。どんな時もベストをつくすホープが元気をくれる一冊。

『ガツン!』

『ガツン!』表紙画像 ニック・ホーンビィ/著 森田義信/訳 福音館書店 〈93〉
サムは、32歳の母さんとふたり暮らし。女の子よりスケボーに夢中だったのに、同い年のアリシアとつきあうようになり、16歳の誕生日直前、不用意にも彼女を妊娠させてしまったかもしれない、と気づく。進学課程(カレッジ)に進むつもりだったサムは、父親になる覚悟が定まらず、ジタバタするばかり。迫りくる出産時期を、ハッピーに迎えられるのか?

『金曜のバカ』

『金曜のバカ』表紙画像 越谷オサム/著 角川書店 〈F〉
恋も悩みも人それぞれ、いろんな形がある。たとえば彼女に対して趣味をひた隠しにしようとする恐竜オタクの葛藤だとか、彼女との東京一泊旅行を目前に控えた地方の高校生の、冴えない地元や同級生への思いだとか。おかしくて恥ずかしくて身悶えしそう、でも他人事とも思えず目が離せない、そんな5つの物語を収めた短編集。

『ふたりの距離の概算』

『ふたりの距離の概算』表紙画像 米澤穂信/著  角川書店 〈F〉
古典部に仮入部していた新入生の大日向友子(おおひなたともこ)が、なぜか突然入部を拒否。2年生の折木奉太郎(おれきほうたろう) が、彼女の翻意のわけを探る。ちょっとした会話や何気ないエピソードの中から手がかりをつかんで推理する、日常系ミステリ。謎解きに挑戦するもよし、登場人物の心のあやを味わうもよし。古典部シリーズの1作だけれど、この本だけでも十分楽しめる。

『スキャット』

『スキャット』表紙画像 カール・ハイアセン/著 千葉茂樹/訳 理論社 〈93〉
校外学習中におきた山火事の後、情け容赦ない女教師が姿を消した。学園の問題児の放火説が浮上する一方で、山火事を隠れ蓑に、自然保護区内における不正な石油採掘計画が進行していた。この陰謀を知った、正義感の強い中学生の少年ニックは、保護区内に住む絶滅危惧種のパンサーを守るため、仲間と共に、時には過激なまでに奔走する。

『一鬼夜行(いっきやこう) 』

『一鬼夜行』表紙画像 小松エメル/著  ポプラ社 〈F〉
「いでででで...」闇夜から道具屋喜蔵の庭先に落っこちてきた不思議な少年小春(こはる) 。鬼より怖い顔の喜蔵を恐れつつも「百鬼夜行(選ばれた妖怪だけが練り歩く夜行)からまよった鬼だ」と言う。小生意気な小春とだんまりやの喜蔵の奇妙な協同生活が始まったと思ったら、次々と妖しい事件が巻き起こる。明治維新直後のまだ江戸の面影の残る東京が舞台。

『ヒトラー・ユーゲントの若者たち 愛国心の名のもとに』

『ヒトラー・ユーゲントの若者たち』表紙画像 S.C.バートレッティ/著  林田康一/訳 あすなろ書房 〈93〉
いつの時代もどんな場所においても若者は様々な経験や冒険を求めている。それが善であれ悪であれ。第二次大戦中のナチスドイツでも、ヒトラーは自らの権力を得るため、理想に燃える若者たちを洗脳し利用した。ヒトラー・ユーゲントとして活動する間に、親さえも信じられなくなった彼らは、やがてむごたらしい大量虐殺にまで関わることになる。

『モーツァルトはおことわり』

『モーツァルトはおことわり』表紙画像 マイケル・モーパーゴ/作  マイケル・フォアマン/絵 さくまゆみこ/訳 岩崎書店 〈93〉
世界的に有名なバイオリニスト、パオロ・レヴィ氏にインタヴューする機会を与えられたレスリー。「モーツァルトに関する質問をしてはいけない」と言われていたのに、その理由を考えるあまりうっかり口から出てしまう。レヴィ氏が重い口を開いて話してくれたその秘密は、かつてナチスの強制収容所でくり返された、悲しい記憶につながっていた。

『世界のシェー!!  フジオプロ公認』

表紙画像なし 平沼正弘/著 100%ORANGE/装画・挿画 理論社 〈30〉
赤塚不二夫さんのマンガ「おそ松くん」に登場する「イヤミ」の得意なポーズが、「シェー!」。平沼さんは、そのゆかいなポーズを世界中の人たちにやってもらい、写真をとりました。大人から子どもまで、ある時は内戦の続く国で、またある時は、湖の舟の上で...。いろんな「シェー!」があるけど、みんなすごくいい顔です。さあ、次はあなたも、シェー!

『うちのトコでは 県民性マンガ』

『うちのトコでは』表紙画像 もぐら/著 飛鳥新社 〈3614〉
日本全国47都道府県を擬人化!出身県を見てこんなじゃない...と思ったり、他県の出身者を思い浮かべて、あるある!と思ったり、他人からのほうが見えちゃう、それが県民性。特徴を意外によくとらえていて、各県の裏事情なんかもわかっちゃう。なじみの薄かった都道府県も身近に感じられて、けっこう日本地理の勉強になるのだ。

『ライオンとであった少女』

『ライオンとであった少女』表紙画像 バーリー・ドハーティ/著 斎藤倫子/訳  主婦の友社 〈93〉
タンザニアの少女アベラは、伝染病によって父、母、妹を次々に失う。その上、アベラを白人家庭で働かせようとたくらむ伯父に、無理やりイギリスに連れてこられてしまう。けれど、「強くなりなさい」という母の言葉と、ある夜出会ったライオンの記憶がつらい運命に立ち向かうアベラを支えてくれていた。数々の試練を乗り越えた時、彼女に起こった奇跡とは?

『ぶたにく』

『ぶたにく』表紙画像 大西暢夫/写真・文 幻冬舎エデュケーション 〈64〉
福祉施設ゆうかり学園で、「ぶた」が生まれて、「ぶたにく」になるまでを、写真でつづったドキュメンタリー絵本です。こぶたが無邪気に走り回ったり、眠っているすがたを、かわいらしいと思うほど、と場(じょう) の写真は衝撃的 です。豚は、人間の都合で生かされているのです。 普段、なにげなく口にしている食べものの、見方がかわる1冊です。

『風をつかまえた少年 14歳だったぼくはたったひとりで風力発電をつくった』

『風をつかまえた少年』表紙画像 ウィリアム・カムクワンバ、ブライアン・ミーラー/著 田口俊樹/訳 文芸春秋 〈F〉
アフリカの最貧国マラウイを飢饉がおそった。14歳のウィリアムは学校を中退し、必死に飢えとたたかう毎日だったが、図書室にあった本で風力発電のことを知る。彼は、苦労して廃品を集め、風力発電の装置を作りあげた。風車があれば電気を作れる。暗闇と空腹から解放される。彼の人生が劇的に変わり始めた!

『ニセ科学を10倍楽しむ本』

『ニセ科学を10倍楽しむ本』表紙画像 山本弘/著 楽工社 〈404〉
ニセ科学って何だろう?それは「一見科学的っぽいけど、実はまったく科学的ではない、デタラメなもの」のこと。ゲーム脳とか、マイナスイオンとか、水は字が読めるとか。笑って済むならいいけれど、その中には危険なものやサギに使われるものだってある。そんなニセ科学にだまされないために、ニセ科学を楽しく学べる本。

『鳥に魅せられた少年 鳥類研究家オーデュボンの物語』

『鳥に魅せられた少年』表紙画像 J・デビース/文 M・スウィート/さし絵 樋口広芳ほか/日本語版監修 小峰書店 〈エ〉
ジョンは、鳥の観察が何より大好きな少年でした。図鑑で調べるだけでなく、屋外で観察し丁寧にスケッチを描いていました。そしてある秋、ジョンは野生の鳥の行き先を追う計画を立てます。鳥の足に糸を結び付けたのです。これは当時とても画期的なことでした。ジョンの美しい水彩画も見られます。

『地球のかたちを哲学する 』

『地球のかたちを哲学する』表紙画像 ギヨーム・デュプラ/文・絵 博多かおる/訳 西村書店 〈45〉
地球が丸い惑星で宇宙をまわっていることは、今ではよく知られていることです。地球が丸いことを知らなかった昔の人々は地球のかたちをどのように思っていたのでしょうか。 この本は地球のかたちについての昔の人々のイメージを紹介した本です。通信手段のなかった時代に違う国で同じようなことを考えていたのは、とても不思議ですね。

『はみだしインディアンのホントにホントの物語』

『はみだしインディアンのホントにホントの物語』表紙画像 シャーマン・アレクシー/著 さくまゆみこ/訳 エレン・フォーニー/絵 小学館 〈93〉
インディアンとして保留地で生まれたオレ。生まれたとき脳に水がたまっていたせいで、オレの体にはいろいろな問題がある。だから、保留地ではみんなが一日二回はオレのことをアホと呼ぶ。ある日、オレはここを出て、白人のエリート高校に転校することに決めた。 著者によれば、この本の78%はホントの物語。

『野川』

『野川』表紙画像 長野まゆみ/著 河出書房新社 〈F〉
両親の離婚により、ぜいたくなマンションを出て、せまいアパートで父とふたりで暮らすことになった音和(おとわ) 。転校先の中学校で新しい仲間たちと風変わりな教師に出会う。新聞部に入部し、鳩を飼育することで鳥の目から見た世界を意識するようになる。これまでとまったく違う環境は、音和に新しいものの見方や考え方を運んできた。

『光待つ場所へ』

『光待つ場所へ』表紙画像 辻村深月/著 講談社 〈F〉
「普通」にはなれない。優れた感性を持つ者が孤独なのは当たり前。だけど、わかってる。本当に「できる」人は、もっと突き抜けたところにいるんだ。ならば、私はどうすればいい...? とげとげしいまでの自意識は、時に自分をも傷つける。それでも、闘い続ける先に見えるものは、確かにある。

『百年の家』

『百年の家』表紙画像 ロベルト・インノチェンティ/絵 長田弘/訳 J.パトリック・ルイス/作 講談社 〈エ〉
ずっと、ただの廃屋だったわたしを見つけてくれたのは、子どもたちだった。わたしはふたたび頑丈な家になった。ここに住むことになった人たちは、ブドウを作ったり、結婚して子どもができたり、戦争をくぐりぬけて生きてきた。そして百年後わたしはどうなってしまうのだろう。 一軒の家が百年の歳月を語ります。歴史の重さを感じる絵本です。