こんなほんあんなほん ティーンズ(中高生)向き 2008年度版
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2008年度版
『鹿男あをによし』
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万城目学/著 幻冬舎 〈F〉 |
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大学院生のおれは、とある事情から、奈良の高校で臨時の講師をすることになった。赴任先のクラスで、おれは、やたら反抗的な態度を取る堀田イトという少女に出会う。困惑するおれの前に、今度は人間の言葉をしゃべる鹿が現れた。おれは、鹿の"運び番"に選ばれてしまったのだ。役目を果たさないと世の中が大変なことになるというのだが...?! |
『ランナー』
『ビッグTと呼んでくれ』
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K.L.ゴーイング/作 浅尾敦則/訳 徳間書店 〈93〉 |
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「デブ」とからかわれることに慣れているトロイは、伝説のパンクギタリスト、カートにバンドに誘われる。カートに「ビッグT」と呼ばれてトロイはドラムの特訓を始めるが、ライブの演奏に間に合うのだろうか...?ニューヨークを舞台にトロイの成長と友情を描いた物語。 |
『その角を曲がれば』
『リバウンド』
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E.ウォルターズ/作 小梨直/訳 深川直美/画 福音館書店 〈93〉 |
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ショーンはバスケットボールが大好きな中学生。ある日、車いすの転校生デーヴィッドと、初対面でいきなりけんかしてしまい、罰として先生からデーヴィットの案内役を命じられる。仕方なく一緒に行動する二人。だが、デーヴィッドが交通事故にあう前は有能なバスケの選手だったことがわかり、二人は次第に心を開いていくのだった。 |
『世界を信じるためのメソッド』
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森達也/著 100%ORANGE/装画・挿画 理論社 〈36〉 |
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メディアも間違うことがある。ときにはウソをつき、世論を誘導しさえする。なぜなら、メディアは単なる情報伝達の手段ではなく、そこに携わる人間の価値観や利益を映すものだから。歴史を動かす力さえもってるメディアと上手につきあい、偏りのない世界観を築くための方法を、ドキュメンタリーの第一人者といっしょに考えてみよう。 |
『武士道シックスティーン』
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誉田哲也/著 文藝春秋 〈F〉 |
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全国中学大会2位の剣道エリートの香織(かおり)。相手を打ち負かし、勝つことだけが全て。日本舞踊から剣道に転向した早苗(さなえ)。のんびり屋さんで、純粋な楽しみとして、剣道をやっている。 この相反(あいはん)するタイプの二人が同じ高校の剣道部に入部して...。「新しい、武士道の時代」の幕開けが! |
『ゴーストハウス』
『お金で死なないための本』
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千葉保+クレサラ探偵団/著 宇都宮健児/監修 イラ姫/絵 太郎次郎社エディタス 〈33〉 |
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現金がなくても買い物ができるクレジットカードはとても便利です。しかし、クレジットとは信用のこと。使った人を信用してカード会社が立替払いをしてくれるに過ぎません。 カードで高金利の借金を重ねて追いつめられる人が増えています。法律や相談窓口などの知識を身につけて、自分を守っていくことが大切です。 |
『みんなのバイト時代』
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FromA編集部/編 太田出版 〈3668〉 |
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芸能界で大活躍中のアノ人にも、アルバイトに精を出す日々があったんだって!有名人達が語るバイト体験談には、職場で出会った面白い人の話や、ムチャやって怒られたなんて笑える失敗談もいっぱい。だけど、「バイトするからには、何か得て帰らないと」(品川・品川庄司)みたいな仕事に対する厳しい姿勢も垣間見えて、ドキッ!! |
『カカオ80%の夏』
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永井するみ/作 理論社 〈913〉 |
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私は三浦(みうら)凪(なぎ)、17歳。夏休みに、書き置きを残してクラスメイトが家出した。おとなしくて真面目な雪絵(ゆきえ)がなぜ?手がかりは、地味な自分を変えたがっていたこと、ボランティアのセミナーに熱心に参加していたこと。そこで、私は雪絵の足どりをたどるべく、セミナーに潜入した。そこには思わぬ結末が待っていた。 |
『イヴは夜明けに微笑んで』
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細音啓/著 富士見書房 〈F〉 |
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召喚したいものと同じ色の物質を媒介し、対象の名を讃えて呼び寄せる儀式「名詠式(めいえいしき)」を学ぶ少年と少女がいた。少年はやがて、5色の名詠式をすべて究めた虹色名詠士として名をはせるが、未知の夜色(よるいろ)名詠に挑んだ少女は、その成果を明かさぬまま人知れず姿を消す。それから幾年月、若き名詠士の卵たちが、彼らの物語の続きを紡ぎはじめた―。 |
『おばあちゃんが、ぼけた。』
『生きさせろ!』
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雨宮処凛/著 太田出版 〈366〉 |
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日本の若者の多くが派遣・フリーターなどの非正規雇用で働いている。そんな人たちを世間は「自己責任」となじる。だが日本にフリーターが増えた理由はそんなところにはない。ワーキングプアとして苦しみ続ける人々の姿を通し現在の日本の「生きづらさ」を描く。 |
『先生、巨大コウモリが廊下を飛んでいます!』
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小林朋道/著 築地書館 〈4817〉 |
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鳥取環境大学は、豊富な自然に囲まれた大学である。そのため、人間と野生生物が遭遇する機会は多く、さまざまな事件が発生する。カルガモが巣を作ったり、タヌキが道路を横切ったり...。そして、ついに希少動物であるオヒキコウモリが学内に出現!動物行動学を専門とする筆者が、動物の特性や人間の脳の働きについてユーモアたっぷりに語る。 |
『兵士ピースフル』
『うめ版 新明解国語辞典×梅佳代』
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大島梅佳代/写真 三省堂 〈748〉 |
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たとえば「愛情」という語を一枚の写真で表現するとしたら、あなたはどんな写真を選ぶだろうか。この本は、「愛情」「命」などの62語を、そのユニークな解説で知られる三省堂の『新明解国語辞典』の文と、写真集『うめめ』で注目されている梅佳代の写真で表現した、「うめ版」国語辞典。「ガハハ」と思わず爆笑したり、「う~ん」と納得したりの連続です。 |
『ローザ』
『サイン会はいかが?』
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大崎梢/著 東京創元社 〈F〉 |
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「熱心に手紙をくれる謎のファンの正体を見破ってくれる店員のいる店でサイン会を開きたい」―人気作家のちょっと変わった要望に名乗りを上げた成風堂書店。ところが、「熱心なファンの手紙」は暗号を解くと「ストーカーの脅迫状」になることがわかり...。 店員&バイトの名探偵コンビが書店限定で活躍するミステリー短編集。 |
『歩く』
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ルイス・サッカー/作 金原瑞人、西田登/共訳 講談社 〈93〉 |
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セオドアは、かつてアームピット(脇(わき)の下)と呼ばれ、少年矯正(きょうせい)キャンプで穴を掘っていた。今は真面目(まじめ)に造園会社で溝(みぞ)を掘る毎日。 ある日、かつての仲間X(えっくす)・レイが、歌手カイラのチケットを使った儲け話を持ってやってきた。その話にのったことで、セオドアの運命が変わり始める。『穴』から二年後の話。 |
『いじめられている君へいじめている君へ』
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朝日新聞社/編 朝日新聞社 〈3714〉 |
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君はいじめられていませんか。また、君のまわりにいじめはありませんか。 あさのあつこ、横峯(よこみね)さくら、さかなクン、高木ブー、松井秀喜、石田衣良...など30人が、まっすぐに熱く語りかけます。30人のメッセージはさまざまです。君に届く言葉はあるでしょうか。 |
『キャベツ』
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石井睦美/著 講談社 〈913〉 |
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おやじが死んで、おふくろが会社勤めをするってことになったとき、ぼくは中二で妹はまだ小学生だった。 以来、大学生である今まで家族のためにご飯をつくり、洗濯をこなしてきた。毎日まじめに学校と家を往復し、家族の世話をやく。そんなぼくが初めて恋したのは妹の友達。すべての始まりはキャベツ。だが...。 |
『不都合な真実 ECO入門編』
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アル・ゴア/著 枝広淳子/訳 ランダムハウス講談社 〈451〉 |
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地球温暖化をはじめとする環境破壊は私たちの想像以上に進行し、もはや危機的状況に瀕している。たとえそれを否定し「不都合な真実」から目をそらしたとしても、事態は何も変わらない。地球のために、未来の人々のために、私たちが今すべきこと、できることは何だろうか。 |
『マハラジャのルビー』
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フィリップ・プルマン/著 山田順子/訳 東京創元社 〈93〉 |
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サリーは、父親を船の事故で失い、天涯孤独の身になったばかり...。ある日、謎めいた手紙を受け取り、父親の死に疑いを抱く。手紙の中の「七つの祝福」という言葉を聞いた父親の会社の重役は亡くなり、さらにサリーの身に危険が迫っているとの警告の手紙も届く。父親の死の真相を探るうち、サリーは、マハラジャのルビーを巡る争いに巻き込まれてしまう。 |
『ミッドナイターズ 1 真夜中に生まれし者』
『ホテルジューシー』
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坂木司/著 角川書店 〈F〉 |
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勝手に辞めるバイト。客の私物を触る従業員。そしてなにより、なんにもしないオーナー代理。自他共に認めるしっかり者・柿生(かきお)浩美(ひろみ)にとって、バイト先の沖縄のホテルは信じられないことばかり。だけど、気がつけば世界は、浩美が持っていた常識の枠の中からはみだしているのだ。 無駄だけれども無駄じゃない。ふと肩の力が抜けるひと夏の物語。 |
『Fragile-こわれもの』
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石崎洋司〔ほか〕/著 ポプラ社 〈913〉 |
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あたしは、数学とビー玉が好き。陰湿ないじめが蔓延する中学でだって、この二つがあれば、あたしはいつでも頭をすうっとさせることができる。 けれど、楽しみにしていた数学専門予備校であたしを待っていたのは、クラスメイトの死と、ビー玉のような目をもつ少年との出会いだった...。 表題作はじめ、こわれやすくてこわしたくないものを巡る5つの物語。 |
『ミミズクと夜の王』
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紅玉いづき/著 メディアワークス 〈F〉 |
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自らを「ミミズク」だと言い張る死にたがりの少女は、深い森の奥で「魔物の王」と出会う。彼女は望みを叶えるため、痩せぎすの体を魔王の前に差し出した。「あたしのこと、食べてくれませんかぁ」――だって、それが一番の幸せだと思うから。 「人間」ではない少女と、人間を憎む魔王のおとぎ話のような物語。 |
『ジャック・デロシュの日記』
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ジャン・モラ/作 横川晶子/訳 岩崎書店 〈95〉 |
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恵まれた環境にありながら拒食症に陥った17歳のエマ。彼女は亡くなった祖母の遺品から古い日記を見つける。それはホロコーストとエマの家族の関わりを示す驚くべき内容だった。日記とエマの現実は同時進行で進み、やがて衝撃的な結末を迎える。 |
『かかし』
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シド・フライシュマン/文 ピーター・シス/絵 小池昌代/訳 ゴブリン書房 〈エ〉 |
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ある日のこと、ひとりぼっちの年老いた農夫が、古い布きれにわらをつめ、かかしを作りました。でもそのかかしには頭がありませんでした。やがて、頭ができ、服を着たかかしと農夫は、チェッカーゲームをしかけます。するとそこに、どこにも行くあてのない、若者がたずねてきます。 |