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書誌情報サマリ

書名

狼の吐息/愛憎一念 藤澤清造 負の小説集  (講談社文芸文庫)

著者名 藤澤清造/[著] 西村賢太/編・校訂
出版者 講談社
出版年月 2019.8
請求記号 F6/08638/


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No. 所蔵館 資料番号 資料種別 配架場所 別置 帯出 状態
1 鶴舞0237492095一般和書2階開架文学・芸術在庫 

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書誌詳細

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請求記号 F6/08638/
書名 狼の吐息/愛憎一念 藤澤清造 負の小説集  (講談社文芸文庫)
著者名 藤澤清造/[著]   西村賢太/編・校訂
出版者 講談社
出版年月 2019.8
ページ数 414p
大きさ 16cm
シリーズ名 講談社文芸文庫
シリーズ巻次 ふN1
ISBN 978-4-06-516677-2
分類 9136
書誌種別 一般和書
内容紹介 貧苦と怨嗟を戯作精神で彩った藤澤清造の作品群から、歿後弟子・西村賢太が19篇精選、校訂を施す。表題作ほか、新発見原稿やルポルタージュを併せ、不屈を貫いた私小説家の“負”の意地の真髄を照射する。
書誌・年譜・年表 年譜・著書目録:p402〜414
タイトルコード 1001910051106

要旨 芝公園で狂凍死するまでの、藤澤清造の創作活動は十年に及んだ。貧苦と怨嗟を戯作精神で彩ったその作品群から歿後弟子・西村賢太が十九篇を精選、校訂を施す。不遇作家の意地と矜恃のあわいの諦観を描く「狼の吐息」、内妻への暴力に至る過程が遣る瀬ない「愛憎一念」、新発見原稿「乳首を見る」、関東大震災直後の惨状のルポルタージュ等、不屈を貫いた私小説作家の“負”の真髄を照射する。
目次 一夜
けた違いの事
秋風往来
狼の吐息
刈入れ時
母を殺す
愛憎一念
予定の狼狽
赤恥を買う
雪空
此処にも皮肉がある 或は「魂冷ゆる談話」
土産物の九官鳥
(新発見原稿)乳首を見る
(戯曲)嘘
愚劣な挿絵
(ルポルタージュ)生地獄図抄
われ地獄路をめぐる
焦熱地獄を巡る
めしいたる浅草
著者情報 藤澤 清造
 1889・10・28〜1932・1・29。小説家。石川県鹿島郡(現・七尾市)生まれ。尋常高等小学校を卒業後に七尾町内で働き始めるが、程なくして右脚に骨髄炎を患い手術、自宅療養の期間を過ごす。役者を志して1906年に上京。足の後遺症で断念したのちは各種職業を変遷する。『演芸画報』誌訪問記者時代に、同誌等に劇評や随筆を発表。22年に長篇小説『根津権現裏』を三上於菟吉の尽力で書き下ろし刊行し、島崎藤村、田山花袋らの賞讃を得る。以降、精力的に創作を発表するも、作への不評が相次いで凋落。長年の悪所通いによる性病が因で精神に変調を来たし、内妻への暴力行為、彷徨しての警察への勾留等が続いた末に失踪。厳寒の芝公園内ベンチで凍死体となっているのを発見される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


内容細目表:

1 一夜   9-24
2 けた違いの事   25-35
3 秋風往来   36-48
4 狼の吐息   49-65
5 刈入れ時   66-118
6 母を殺す   119-133
7 愛憎一念   134-148
8 予定の狼狽   149-161
9 赤恥を買う   162-173
10 雪空   174-189
11 此処にも皮肉がある   或は「魂冷ゆる談話」   190-212
12 土産物の九官鳥   213-220
13 乳首を見る   221-242
14 噓   243-286
15 愚劣な挿絵   287-304
16 生地獄図抄   305-321
17 われ地獄路をめぐる   322-336
18 焦熱地獄を巡る   337-369
19 めしいたる浅草   370-377
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