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ティーンズ広報紙『ごちゃっと』第16号

ティーンズ広報紙『ごちゃっと』 第16号 発行

ティーンズ向け広報紙『ごちゃっと』第16号を発行しました。
『ごちゃっと』は名古屋市図書館21館の窓口で配布しているほか、下記PDFファイルでもご覧いただけます。

☆ 『ごちゃっと(第16号)』 <PDF形式,1.5MB>

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第16号の内容は、
ショート・ホラー・コレクション
あやし おそろし
ほんのいばしょ10~今回は4(よん)の後(うしろ):自然科学
本のリストをつくりました!
などです。

◆◇ ショート・ホラー・コレクション~短くて怖い話~ ◇◆

ホラーの神髄は短編小説にアリ? 短いながらも長く余韻の残る怖い話の数々。

表紙をクリックすると、貸し出し中かどうかなどがわかります。
 ※表紙の画像掲載に関する著作権の許諾については、出版社の許可をいただいております。

★ はずせない!海外クラシック ~まったく古びないおそるべき名品 ★

■ 『モルグ街の殺人事件』より ■

E.A.ポー/作
岩波書店

「黒猫」
ペットの黒猫を殺してしまった男が、 破滅へとまっしぐらに進む。
純度の高い恐怖を味わえる逸品。

■ 『怪奇小説傑作集 1』より ■

東京創元社

「炎天」 ハーヴィー/作
自分の墓を見た男、 墓に刻まれた命日は今日...。
派手さはないけど、 ジワリと汗がにじみ出てくる。

■ 『九時から五時までの男』より ■

スタンリイ・エリン/著
早川書房

「伜の質問」
死刑執行人を務める父に、 息子が放った質問とは?
ごく普通の話にみえるが、 最後の1行に戦慄する。

★☆ H・P・ラヴクラフト ☆★

多くの異形を創造し、 クトゥルー神話とよばれる禍々しい世界体系を生んだホラー作家。
今なお信奉者を増やしている作品群からどれか1編だけを選ぶのは難しい。
東京創元社『ラヴクラフト全集』で読むことができる。

★ コワイSF ~はたして荒唐無稽か? ★

★☆ ごく短い怪談 ☆★

「人類最後の男が部屋にいた。ドアをノックする音がした」
有名な話で、ノックした者の正体については、SF的な解釈が可能です。
いろいろ考えてみよう。

■ 『夫と妻に捧げる犯罪』より ■

ヘンリイ・スレッサー/著
早川書房

「受験日」
12歳になると、子どもたちは試験を受けなければならない。
何のために?オチの意味をよく考えるとゾッとする。

■ 『秒読み』より ■

筒井康隆/著
福音館書店

「お助け」
特殊な訓練により、時間感覚が狂った男。
わずか1分が何時間にも感じるようになる。
彼に訪れた結末は―?

★ 現代作家が描く和製ホラー ~イマドキの恐怖をたっぷり味わえる ★

■ 『Story Seller 2』より ■

新潮社ストーリーセラー編集部/編
新潮社

「ヒトモドキ」 有川浩/著
同じ人間とは思えない、絶対に関わりたくない伯母と同居することに。
自分の身にも起こりうるのが怖い。

■ 『ふちなしのかがみ』より ■

辻村深月/著
角川書店

「踊り場の花子」
「この学校の花子さんは、階段に住んでいます」...。
トイレの花子さんを元ネタにした、スリリングな恐怖譚。

■ 『メグル』より ■

乾ルカ/著
東京創元社

「ヒカレル」
遺体と一晩手をつなぐ奇妙なアルバイト。
死者が甦って生者を道連れにするのを防ぐためだというのだが...。

★☆ アンソロジー ☆★

いろんな作者の作品を1冊にまとめたものは、アンソロジーとよばれる。
怖い話をテーマにしたアンソロジーも数多く、古今東西の怪異譚を集めた『ホラーセレクション』全10巻(赤木かん子/編 ポプラ社)などがある。

★ ホラー・アラカルト ~逃がしはしない ★

■ 『10月はたそがれの国』より ■

レイ・ブラッドベリ/著
東京創元社

「使者」
病気で寝ている少年のもとに、犬がお客を連れてきてくれる。
筋立てはシンプル、でも静かで抒情的な雰囲気がバツグン。

■ 『鏡 ゴースト・ストーリーズ』より ■

スーザン・クーパー、角野栄子、マーガレット・マーヒー/ほか作
市河紀子・角野栄子/訳

「首すじにおかれる指」 マーガレット・マーヒー/作
「散歩のときに、手で首をなでるんだよ。ぼく、あれがいやなんだ」...。
少しずつ追いつめられてゆく中盤の描写がゾクゾクする。

怖い本を集めたブックリストを作りました。
その中には短編集もあるので、短くて怖い話を読みたい人は、そちらもぜひ見てみてね。

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◆◇ あやし おそろし ◇◆

表紙をクリックすると、貸し出し中かどうかなどがわかります。
 ※表紙の画像掲載に関する著作権の許諾については、出版社の許可をいただいております。

■ 『蠱猫(こねこ)』(人工憑霊蠱猫) ■

化野燐/著
講談社

学園の図書館に封印されていた本。
それは、鬼神を生み出す鍵となる。
鬼神の力を借りて世界を覆そうとする「有鬼派」。
一方、司書として本を守ろうとする小夜子にも黒猫が憑き...!

★☆文車妖妃(ふぐるまようひ)のこと☆★

「人工憑霊蠱猫」シリーズでは古書店の娘に使役されて文字を媒介に物体を自在に操り、
映画「ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌」では妖怪図書館の司書を務めるなど、
本に縁の怪としてよく登場する。
「文車」は寺院で本などを運ぶために使われた箱車であり、
文車妖妃はその付喪神であるとも、中の手紙の執念が妖怪化したものであるとも言われている。

■ 『ゴーストハント 1』 ■

 小野不由美/著
 メディアファクトリー

うちの高校の旧校舎は、取り壊そうとすると必ず事故が起こると言われている。
そこに調査にやってきたのは、ちょっとナル入ってる美少年と、バラエティ豊かな祓い屋さんたち。
...って、張り合ってないでなんとかしてよ!なんか怪現象起こってるんですけど!?

■ 『雨月物語』 ■

 [上田秋成/作]
 ポプラ社

菊が咲くころの再会を誓い、別れた親友たち。
だが、約束の日が来ても友は戻ってこなかった。
男が諦めかけたころ、ようやく友は現れた。
影のように、ひっそりと。(「菊花の約(ちぎり)」)
怖ろしさの中に人の思いの切なさが漂う小説集。

■ 『図説妖怪画の系譜』 ■

兵庫県立歴史博物館/編
河出書房新社

夜が真の暗闇であった時代、妖怪は恐怖であった。
しかし、人々は描くことで妖怪を暮らしに取り入れ、親しみを強めていった。
室町時代の絵巻物から現代の大人気コミックまで、視覚化された妖怪の歴史を辿る。

★☆国際日本文化研究センターのこと☆★

国際日本文化研究センターのHP(http://www.nichibun.ac.jp/)では、
妖怪の画像や伝承のデータベースが公開されている。
「怪異・妖怪画像データベース」では、しぐさやもちものなどの特徴から検索することもでき、
妖怪の名前を知らない人にもおすすめ。

■ 『水木しげるの遠野物語』 ■

柳田国男/原作
小学館

河童、雪女、天狗、座敷わらし...。
遠野には豊かな伝承が息づいている。
明治時代に文語体で書かれた原作を読むと、また違った世界観が楽しめる。

★☆怪遺産のこと☆★

世界妖怪協会(会長:水木しげる)は妖怪文化の普及に貢献した地域を怪遺産として認定している。
鳥取県境港市(2007年)、徳島県三好市山城町(2008年)に続き、
岩手県遠野市は、『遠野物語』100周年に当たる2010年に怪遺産に認定された。

■ 『ほうかご百物語』 ■

峰守ひろかず/[著]
京極しん/[イラスト]
アスキー・メディアワークス(電撃文庫)

イタチさんはどこまでも強くかわいく、
白塚真一はどこまでも天然たらしで、
経島先輩の妖怪うんちくはどこまでも果てなく続く。
美術部?なメンバーが、学校に出没する妖怪たちと時に激しく時にほのぼの対決してます。

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◆◇ 新刊案内 ◇◆

表紙をクリックすると、貸し出し中かどうかなどがわかります。
※表紙の画像掲載に関する著作権の許諾については、出版社の許可をいただいております。

■ 『1、2、3ですぐかわイラスト』 ■

イシグロフミカ/著
学研教育出版

【1】輪郭を描く
【2】目鼻口を描く
【3】髪を描く
このたった3ステップでかわいい人の絵が描けちゃう!!
他にもいろんな絵を3ステップで描けるようになっている本なんです。
文化祭のクラス展示を絵入りチラシでアピールしようと考えてるあなたには心強い一冊です。(む)

■ 『PRAY FOR JAPAN 3.11 世界中が祈りはじめた日』 ■

prayforjapan.jp/編
講談社

大震災に見舞われた日本に向けて、twitterなどを通して世界じゅうから寄せられたメッセージ、そして日本の若い人たちの強くまっすぐな思い。
日本のよさ、絆の大切さ、人の心の温かさ......ガチで泣ける。(生)

■ 『帰ってきた海馬が耳から駆けてゆく 1』 ■

菅野彰/著
新書館

帰ってきてうれしい!猫と暮らす酒飲み作家の日々をつづる爆笑エッセイ。
大人ってばかだ!!楽しい!! の一言。(弓)

■ 『快晴フライング』 ■

古内一絵/著
ポプラ社

主将がいなくなり、廃部寸前に追い込まれた弓が丘第一中学校水泳部。
三年の龍一は、なんとか立て直そうとするものも、残ったのは芸人に、アニヲタに、水中歩行部員で―?
笑いと感動を呼ぶ青春部活小説!(忍)

■ 『キリエル』 ■

ジェンキンス/著
あかね書房

おれは人間の体を手に入れた。
堕天使としての仕事なんて、もううんざりだからな。
じきに神に連れ戻されるだろう。
だが、その前にやっておきたいことがあるんだ。(夜)

■ 『世界一敷居が低い最新医学教室』 ■

瀬名秀明/著
ポプラ社

ミトコンドリア恋愛占い?パラサイトヒューマン?
小説か映画の中の世界だと思うようなことが現実に?
ちゃんと医学を下敷きに、こんな未来を予測してみました。
研究するのは、もしかしてあなたかも。(弓)

■ 『切手であそぶ絵封筒』 ■

ニシダシンヤ/著
アスペクト

絵封筒とは絵を描いた封筒のこと。
例えば80円切手のキジバトを使って。
封筒の余白に足を足して、うしろに横線を3本くらい引いたら走るキジバトの出来上がり。
必要なのは絵心じゃなくって、切手と少しのアイディアだけさ。(mt)

■ 『僕は、そして僕たちはどう生きるか』 ■

梨木香歩/著
理論社

「泣いたら、だめだ。考え続けられなくなるから」
苦しいこと、納得できないこと、痛いことがあっても、考えるのをやめちゃいけない。
人が生きるために。自分が生きるために。いっしょに、生きていくために。(弓)

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◆◇ ほんのいばしょ10~今回は4(よん)の後(うしろ):自然科学 ◇◆

図書館の本は0から9の数字を使って分類されているよ。(詳しくは「シカクニト!」第1回(ごちゃっと4号)」を見てね。
今回は「4(よん)の後(うしろ)」を紹介します。

自然科学のなかま
  • 400
    自然科学
  • 410
    数学
  • 420
    物理学
  • 430
    化学
  • 440
    天文学・宇宙科学
  • 450
    地球科学・地学
  • 460
    生物科学・一般生物学
  • 470
    植物学
  • 480
    動物学
  • 490
    医学

★ 45:地球科学・地学 ★

気象とか地震とか地質とか。古生物学もここに入る。

■ 『恐竜研究所へようこそ』 ■

分類:45
林原自然科学博物館/著
童心社

モンゴル・ゴビ砂漠での恐竜発掘の様子が細かく描かれている。
研究者の探究心は、ほんとにすごい!

★ 46:生物科学・一般生物学 ★

植物か動物かイマイチわからない微生物とか、あと細胞学・遺伝学なんかはここ。

★ 47:植物学 ★

ある植物についての本から、たくさんの種類が載っている植物図鑑まで。
葉とか樹皮から探せるなど、図鑑もいろいろな切り口があります!

★ 48:動物学 ★

ある動物についての本や図鑑。動物園や水族館のガイドも。

■ 『南極がこわれる』 ■

分類:48
藤原幸一/写真・文
ポプラ社

ペンギンの観察から南極の危機を訴える。
愛らしい姿から困惑の様子がひしひしと伝わります。

★ 49:医学 ★

人の体・健康や病気などについて。

■ 『ダイエット(10代のフィジカルヘルス 3)』 ■

分類:49
石垣ちぐさ/著
本間江理子/著
大月書店

多分みんなの最大の関心事、ダイエット。
無理なダイエットは成長期の体に危険!なんて耳にタコだろうけど、一応再度、確認して!

次回は「5:技術」を紹介するよ!

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本のリストをつくりました!

「怖い話」「泣ける話」「恋の話」を集めたリストを作成しました。
夏休み中の読書の参考にぜひ!
ほかにもみんなのオススメがあったら教えてね。

☆ 『ティーンズ向けブックリスト』 <PDF形式,237KB>

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