ここがスゴイ!
こんな人生を送ってきました
弘化2(1845)年、名古屋城下代官町で尾張藩士の家に生まれる。万延元(1860)年の父親の死後、藩政から国政に参加するようになる。
明治4(1870)年9月、文部大丞になり、以後1880年まで文部行政の中心となる。11月、岩倉使節団に随行、欧米の教育制度を視察する。
明治5(1871)8月、東京湯島の聖堂内に書籍館が創立されるが、発足後すぐ博覧会事務局に併合されており、それを不服として文部省への復帰を求め上申をくりかえす。度重なる申請の甲斐あって、明治8(1875)年2月に文部省の所管に戻され、東京書籍館は5月に開館した。
明治13(1880)年、司法卿に配置換えとなり、翌年司法大臣を拝命。
明治42(1909)年、65歳で死去。
鶴舞中央図書館では、田中不二麿がアメリカで教育視察をした折に現地で贈られた辞書を所蔵しています。表紙に「Mr.Tanaka」、見開きに献辞が書かれています。
もっとくわしく知りたいあなたに
- 『子爵田中不二麿傳 尾藩勤王史』西尾豊作/著 咬菜堂 1934
- 『田中不二麿関係文書』京都大学文学部日本史研究室/編 思文閣出版 2021
- 『帝国図書館 近代日本の「知」の物語』長尾宗典/著 中央公論新社 2023
- 『書籍館への情熱 ‐田中不二麿と永井久一郎』(『中部図書館学会誌』41号抜刷)山田久/著 [2000]
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