ページの先頭です。
本文へジャンプする。
ここから本文です。

調べ物案内

名古屋の偉人伝 No.27 後藤鍬五郎(ごとうくわごろう)の巻

ここがスゴイ!

クジラ池噴水の写真 趣深いクジラ池噴水

国の登録有形文化財になった道徳公園(南区)のクジラ池噴水など、コンクリート製の巨大造形物を次々生み出しました!

こんな人生を送ってきました

後藤鍬五郎は明治25(1892)年に現在のあま市で生まれ、昭和51(1976)年に亡くなりました。13歳から名古屋市の山田工芸所に奉公に出て、親方の山田光吉から仏像などの作り方を教わります。この時代、彫刻の新素材として登場したのがコンクリートでした。安くて手に入れやすく、火事にも強いコンクリートは全国的に広まっていき、鍬五郎もこの新素材を使って数々の造形物を作り上げました。
18歳のとき、名古屋教育水族館(実業家の山田才吉が私財を投じて建設。残念ながら現存せず)の竜宮門を製作。その後28歳で後藤工業所を開設し、道徳観音山(スケート場やプールを備えた娯楽施設で、なんと山自体もコンクリート製!これも残念ながら現存せず)の観音像を手がけます。
そして昭和2(1927)年、35歳のときに手がけたのが、南区の道徳公園にあるクジラ池噴水でした。鍬五郎は実際に動物を見て研究しながら作ったと言われています。
クジラ池噴水は、昔この地域が海だったことの象徴として今でも近隣の住民に親しまれ、令和3(2021)年7月には国の登録有形文化財(建造物)に登録されました。
その他、刈宿の大仏(西尾市)や聚楽園大仏(東海市)なども鍬五郎の手によるものです。

もっとくわしく知りたいあなたに

pdfダウンロード

get adobe reader
PDF形式のファイルを閲覧するにはAdobe Reader(無料)が必要です。
※AcrobatReader5.0以上を推奨しています。

▲ページトップへ