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名古屋の偉人伝 No.18 江口惣八(えぐちそうはち)の巻

ここがスゴイ!

幅広く膨大な蔵書を誇り日本一の貸本屋として名高かった、江戸明治の貸本屋大惣の礎を築いた。

こんな人生を送ってきました

幼名富太郎、隠居後は新六に改名した。屋号は大野屋、胡月堂(こげつどう)。
大野屋の名前は祖先が知多郡大野村の出身だったことに所以する。知多郡在住の頃から代々書物を蒐集することを好んでいたようだ。大野屋の三代目が貸本屋大惣の初代大野屋惣八で、彼以降、大野屋の主人は惣八を代々襲名することになる。
初代惣八は享保13(1728)年に船入町(現在の名古屋市中村区)で生まれた。当時の家業は酒屋だった。
宝暦4(1754)年8月に薬種の販売も始める。その傍ら趣味として古書珍書を集め、自分でも写したり、また時にはごく懇意の人に無料で読ませて楽しんでいた。
明和4年(1767)9月、薬屋の傍ら貸本屋も創業、店は繁盛したようだ。
(『感興漫筆』では商売に失敗して破産してしまったのを、岐阜に住む兄に援助してもらい、書物数百巻を購入、伝馬町で貸本屋を創業したともある。)
隠居後の享和2(1802)年6月にはひいきの曲亭馬琴が店を訪れ、一文書いてもらった。文化8(1811)年11月4日、享年84歳でなくなった。

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