ここがスゴイ!

「大正琴発祥之地」の碑
日本音階と西洋音階の両方の音を出す画期的な楽器「大正琴」を発明しました。
こんな人生を送ってきました
明治7(1874)年7月25日から昭和27(1952)年6月5日
名古屋市中区大須の森田屋旅館の息子として生まれる。本名は川口仁三郎。
幼児の頃から発明の才を発揮。明笛の演奏技術はかなりのもので、一弦琴や二弦琴に関して名古屋での普及に努めた。
明治25(1892)年18歳で楽器を携え日本中を旅し、明治30年代にはアメリカからヨーロッパに渡り、西洋文化と接触する機会を持つ。老若男女を問わず誰もが親しめ、流行の西洋音階を気軽に奏でられる楽器を作りたいと思い、帰国後、二弦琴を主体とし、タイプライターのメカニズムにヒントを得て、和洋折衷の新しい楽器「大正琴」を考案した。大須観音の境内での大正琴の実演や特約店で店頭演奏するなどして、人気の楽器となった。当時、「大正琴を弾かぬ者は現代人ではない」という者すらいた。
大正琴以外にも様々な楽器を発明し、昭和27(1952)年77歳で亡くなった。
もっとくわしく知りたいあなたに
- 『新修名古屋市史 第6巻』新修名古屋市史編集委員会/編集 名古屋市 2000
- 『大正琴の世界』金子敦子/著 大正琴協会 1995
- 『大正琴図鑑』金子敦子/監修 全音楽譜出版社 2003
- 『愛知百科事典』中日新聞社 1976
- 『大須大福帳』平野豊二/著 双輪会 1980
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