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名古屋の偉人伝 No.5 小田切春江(おだぎりしゅんこう)の巻

尾張各地の村落、社寺、行事、風俗などを図説した地誌 『尾張名所図会』の絵を担当した。

尾張名所図会の写真 『尾張名所図会』より

文化7(1810)年から明治21(1888)年10月19日

こんな人生を送ってきました

尾張藩士小田切松三郎の長男として生まれた。馬廻役、大番組、書院番の職に就く。
慶応元(1865)年5月、藩の命令で尾張の地誌『尾張志』附属の絵図の複本と、『美濃志絵図』の製作にあたる。明治になると新政府でも製図に携わったが、息子に家督を譲って隠居すると神職になった。明治13年名古屋博物館の付属職員となり、所蔵品を整理する一方、県内の陶磁器、漆器、紙製品などの図案、模様の改良を図った。
春江は幼いころから絵がうまく、はじめ絵を高力猿猴庵(こうりきえんこうあん)に習い、さらに森高雅に学んだ。『尾張名所図会』の絵の大半を担当し、約500枚中400枚以上を描く。
日本の古代文様を研究、蒐集(しゅうしゅう 趣味・研究のために集めること)し、模写、収録した『奈留美加多(なるみかた)』は日本工芸界の参考とされる程評価が高い。その他『名区小景』『名陽見聞図会』などの書物を著した。
鶴舞中央図書館には『名区小景』『名陽見聞図会』の春江自筆本が所蔵されている。

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