蔵書情報
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書誌情報サマリ
書名 |
荒れ野の六十年 東アジア世界の歴史地政学
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著者名 |
與那覇潤/著
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出版者 |
勉誠出版
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出版年月 |
2020.1 |
請求記号 |
210/00714/ |
資料情報
各蔵書資料に関する詳細情報です。
No. |
所蔵館 |
資料番号 |
資料種別 |
配架場所 |
別置 |
帯出 |
状態 |
1 |
鶴舞 | 0237617675 | 一般和書 | 1階開架 | | | 在庫 |
2 |
西 | 2132507167 | 一般和書 | 一般開架 | | | 在庫 |
関連資料
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日本-歴史 アジア(東部)-歴史 日本-対外関係-アジア(東部)-歴史
書誌詳細
この資料の書誌詳細情報です。
請求記号 |
210/00714/ |
書名 |
荒れ野の六十年 東アジア世界の歴史地政学 |
著者名 |
與那覇潤/著
|
出版者 |
勉誠出版
|
出版年月 |
2020.1 |
ページ数 |
21,363p |
大きさ |
20cm |
ISBN |
978-4-585-22264-4 |
分類 |
21004
|
一般件名 |
日本-歴史
アジア(東部)-歴史
日本-対外関係-アジア(東部)-歴史
|
書誌種別 |
一般和書 |
内容紹介 |
東アジアで共有できる歴史を追い求めたのは、日清戦争の開戦から朝鮮戦争の休戦までの「荒野の六十年」が残した近代の爪痕にすぎなかったのではないか。不毛な論争に終止符を打つ、気鋭の歴史学者による最後の論文集。 |
タイトルコード |
1001910105247 |
要旨 |
東アジアで共有できる歴史を―かつてこの理想が追い求められた時代があった。しかし、なぜ共有したいのだろう。やり過ごしあうだけではどうしていけないのだろう。そうした欲求は、日清戦争の開戦から朝鮮戦争の休戦までの「荒れ野の六十年」が残した近代の爪痕にすぎなかったのではないか。この地域が抱える絶望的な摩擦の根源へ、古典と最新の研究の双方を対照させて迫った先に見えてくる、あたらしい共存の地平とは。不毛な論争に終止符を打つ、気鋭の歴史学者による最後の論文集。 |
目次 |
1 西洋化のとまった世界で―同時代への提言(三つの時代と「日中関係」の終わり―今こそ読みなおす山本七平 再近世化する世界?―東アジア史から見た国際社会論 中国化する公共圏?―東アジア史から見た市民社会論) 2 歴史のよみがえりのために―古典にさがす普遍(革命と背信のあいだ―逆光のなかの内藤湖南 史学の黙示録―『新支那論』ノート 変えてゆくためのことば―二十世紀体験としての網野善彦 無縁論の空転―綱野善彦はいかに誤読されたか) 3 もういちどの共生をめざして―植民地に耳をすます(帝国に「近代」はあったか―未完のポストコロニアリズムと日本思想史学 荒れ野の六十年―植民地統治の思想とアイデンティティ再定義の様相 靖国なき「国体」は可能か―戦後言論史のなかの「小島史観」) |
著者情報 |
與那覇 潤 1979年生まれ。東京大学教養学部卒業。同大学院総合文化研究科博士課程修了、博士(学術)。専門は日本近現代史。2007年から15年にかけて地方公立大学准教授として教鞭をとり、重度のうつによる休職をへて17年離職。共著多数。2018年に病気の体験を踏まえて現代の反知性主義に新たな光をあてた『知性は死なない』(文藝春秋)を発表し、執筆活動を再開(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
内容細目表:
-
1 三つの時代と「日中関係」の終わり
今こそ読みなおす山本七平
3-13
-
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2 再近世化する世界?
東アジア史から見た国際社会論
14-48
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-
3 中国化する公共圏?
東アジア史から見た市民社会論
49-77
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-
4 社会の「支え方」の日中比較史
陶徳民ほか編『東アジアにおける公益思想の変容-近世から近代へ』書評
78-98
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5 革命と背信のあいだ
逆光のなかの内藤湖南
101-115
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6 史学の黙示録
『新支那論』ノート
116-173
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7 変えてゆくためのことば
二十世紀体験としての網野善彦
174-188
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8 無縁論の空転
網野善彦はいかに誤読されたか
189-250
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9 社会科学にとって歴史とは何か
久米郁男『原因を推論する-政治分析方法論のすゝめ』書評
251-256
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10 帝国に「近代」はあったか
未完のポストコロニアリズムと日本思想史学
259-275
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11 荒れ野の六十年
植民地統治の思想とアイデンティティ再定義の様相
276-320
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12 靖国なき「国体」は可能か
戦後言論史のなかの「小島史観」
321-333
-
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13 ノンフィクションに学ぶ、「中国化」した世界の生き抜き方
334-340
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