蔵書情報
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資料情報
各蔵書資料に関する詳細情報です。
No. |
所蔵館 |
資料番号 |
資料種別 |
配架場所 |
別置 |
帯出 |
状態 |
1 |
鶴舞 | 0237093729 | 一般和書 | 2階開架 | 文学・芸術 | | 在庫 |
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書誌詳細
この資料の書誌詳細情報です。
請求記号 |
9302/00933/ |
書名 |
新カナダ英語文学案内 |
並列書名 |
NEW CANADIAN LITERATURE IN ENGLISH:AN INTRODUCTION |
著者名 |
藤本陽子/著
堤稔子/編
中山多恵子/編
|
出版者 |
彩流社
|
出版年月 |
2017.3 |
ページ数 |
318,24p |
大きさ |
21cm |
ISBN |
978-4-7791-2271-2 |
分類 |
930299
|
一般件名 |
カナダ文学
|
書誌種別 |
一般和書 |
内容紹介 |
著者が20年余りにわたり学術書等に発表したカナダ英語文学論の集成。オンダーチェを中心とするカナダの“マイノリティ”や先住民作家の論考、マンロー、シールズ、アトウッドらの作品に関する多角的なエッセイを収録する。 |
タイトルコード |
1001610106468 |
要旨 |
早逝の気鋭の研究者が移民国家カナダの生々しい鼓動を伝える斬新な文学論!オンダーチェを中心とするカナダの“マイノリティ”や先住民作家の論考、マンロー、シールズ、アトウッドらの作品に関する多角的なエッセイの集成。 |
目次 |
序文に代えて―マイノリティ文学からポストコロニアル文学へ 第1部 21世紀に向かうカナダ文学史(英系カナダの文学 PC“ポリティカル・コレクトネス”に関する覚書―カナダ文学の周辺から 移民=マイノリティから普遍へ ほか) 第2部 マイケル・オンダーチェ(書評『ビリー・ザ・キッド全仕事』―怖くて愉快なグロテスク オンダーチェの『ビリー・ザ・キッド作品集』―旅する伝説から時代の表舞台へ 『家族を駆け抜けて』訳者あとがき ほか) 第3部 多文化主義国家の英語文学(ローレンス・ヒル『ザ・ブック・オヴ・ニグロズ』 E.ポーリーン・ジョンスン「私の櫂がかなでる歌」、マーガレット・アトウッド『ポーリーン』 ハーパー連邦首相の先住民寄宿学校問題公式謝罪 ほか) 付録 英語論文The Structure of Joy Kogawa’s Obasan |
著者情報 |
藤本 陽子 1958〜2011。元早稲田大学文学研究科教授。東京外国語大学卒。トロント大学大学院(M.A.)。早稲田大学文学研究科博士課程満期退学。専修大学文学部助教授、早稲田大学文学研究科助教授を経て同教授となる。日本語と英語の両方で精力的に研究、執筆活動を行い、国際学会でも多数発表。21世紀に入ってからロンドン大学客員研究員。2011年に病で急逝するまで、10年あまりにわたり「北海道新聞」で連載を担当し、日本でカナダ文学・文化の紹介にも努めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 堤 稔子 桜美林大学名誉教授。日本カナダ文学会顧問・元会長。東京女子大学・米国ワシントン大学卒(Ph.D.)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 中山 多恵子 元在日カナダ大使館広報部。出版・映像担当として、カナダ文化の紹介と理解促進、日加交流に努める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 馬場 広信 早稲田大学、青山学院大学ほか非常勤講師。比較文化(文学・動画)、博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
内容細目表:
-
1 序文に代えて-マイノリティ文学からポストコロニアル文学へ
17-19
-
-
2 英系カナダの文学
22-30
-
-
3 PC<ポリティカル・コレクトネス>に関する覚書
カナダ文学の周辺から
31-50
-
-
4 移民=マイノリティから普遍へ
51-52
-
-
5 二つの言語を持つ国の文学に光
53-54
-
-
6 キャロル・シールズ『ストーン・ダイアリーズ』<『ストーン・ダイアリー』>
55
-
-
7 シリーズ『ある国民の歴史』、『「マクリーンズ」版カナダの世紀』<歴史書>
56
-
-
8 ティモシー・フィンドリー『戦争』、マイケル・オンダーチェ『アニルの亡霊』
57
-
-
9 ティモシー・フィンドリーの『ヘッドハンター』とジョゼフ・コンラッドの『闇の奥』
共感か対抗ディスコースか
58-59
-
-
10 スティーヴン・ヘニガン『言葉が世界をこばむ時』<評論集>
59-60
-
-
11 キャロル・シールズ『アンレス』
60-61
-
-
12 ウィル&イアン・ファーガスン『カナダ人になる方法』<ノン・フィクション>、ダグラス・クープランド『カナダの記念品』<ノン・フィクション>
62
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13 ヤン・マーテル『パイの物語』
63
-
-
14 キャサリン・ゴヴィエ『クリエイション』
64
-
-
15 マーガレット・アトウッド『オリクスとクレイク』
65
-
-
16 マイケル・アダムズ『炎と氷』<エッセイ>
66
-
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17 エッセイ集成『パセジズ』<序文・編集/マイケル・イグナティエフ>
67
-
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18 ジョン・マレル『パレードを待ちながら』
68
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19 カナダの歴史書三種
69
-
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20 アリステア・マクラウド『彼方なる歌に耳を澄ませよ』
70
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21 推理小説作家ハワード・エンゲルとジャイルズ・ブラント
71
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22 「ワン・ブック・ワン・シティ」の試み
72
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23 マーガレット・アトウッド『モラル・ディスオーダー』
73
-
-
24 二〇〇七年、グローブ・アンド・メール紙の世論調査に見る国民意識の変化
74
-
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25 アリス・マンロー『林檎の木の下で』
75
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-
26 『ペンギン・ブック・オヴ・カネイディアン・ショート・ストーリーズ』論争
76
-
-
27 ウィリアム・ギブスン『スプーク・カントリー』
77
-
-
28 マーガレット・アトウッド『洪水の年』
78
-
-
29 ヤン・マーテル『スティーヴン・ハーパーは何を読んでいるか』<書簡集>
79
-
-
30 マリー・クレメンツ『燃えあがるヴィジョン』
80
-
-
31 デイヴィド<デヴィッド>・スズキ『レガシー』<『いのちの中にある地球』講義録>
81
-
-
32 ジェイムズ・ヒューストン『白い夜明け』『フローズン・ファイア』
82
-
-
33 多文化と多文化主義のはざま
カナダ文学再考
83-103
-
-
34 過去へ、現在へ
新世紀のカナダと文学の力
104-130
-
-
35 書評『ビリー・ザ・キッド全仕事』
怖くて愉快なグロテスク
132-134
-
-
36 オンダーチェの『ビリー・ザ・キッド作品集』
旅する伝説から時代の表舞台へ
135-154
-
-
37 『家族を駆け抜けて』訳者あとがき
155-159
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38 「父」なる故郷
Running in the Family<『家族を駆け抜けて』>にみる自伝性の破綻
160-172
-
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39 書評『イギリス人の患者』<『イングリッシュ・ペイシェント』>
173-174
-
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40 The English Patient<『イギリス人の患者』>を「読む」
175-197
-
-
41 書評『アニルの亡霊』
198-199
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-
42 オンダーチェの遠近法
Anil's Ghost<『アニルの亡霊』>を契機として
200-206
-
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43 書評『ディヴィサデロ』<『ディヴィザデロ通り』>
207-208
-
-
44 ローレンス・ヒル『ザ・ブック・オヴ・ニグロズ』
210
-
-
45 E・ポーリーン・ジョンスン「私の櫂がかなでる歌」、マーガレット・アトウッド『ポーリーン』
211
-
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46 ハーパー連邦首相の先住民寄宿学校問題公式謝罪
212
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47 ビアトリス・カルトン・モジニェー『エイプリル・レイントゥリーを探して』、浅井晃『カナダ先住民の世界』
213-214
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48 ある起源の物語
トマス・キングの「インディアン」とコロンブス神話
214-231
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-
49 寄宿学校制度の爪痕
カナダの先住民作家と英語の関係
232-247
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50 カレン・レヴァイン<レビン>『ハンナのスーツケース』<『ハンナのかばん』>
248
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51 美しき敗者たち
レナード・コーエンの華麗な孤独
249-269
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52 フランセス・ヘンリーほか『レイシャル・プロファイリング』<研究書>
270
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53 書評ロイ・キヨオカ『カナダに渡った侍の娘』
271
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54 ある日系芸術家の試み
272-273
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55 ジョイ・コガワ『おばさん』<『失われた祖国』>、『雨は昇る』
273
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56 ケリ・サカモト『エレクトリカル・フィールド』<『窓からの眺め』>
274
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57 マリコ・タマキ、ジュリアン・タマキ『スキム』<グラフィック・ノヴェル>
275
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58 ジョージ・エリオット・クラーク編『北の星を見つめて』
276
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59 ケネス・ラドゥ『肉と血』
277
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60 M・オンダーチェ『バディ・ボールデンを覚えているか』、S・セルヴァデュレイ『ファニー・ボーイ』『シナモン・ガーデンズ』
278
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61 二人の南アジア系作家を迎えて
279-281
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62 シャイアム・セルヴァデュレイ編『ストーリー・ワラ!』、アニタ・ラウ・バダミ『ヒーローズ・ウォーク』
281-282
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63 アニタ・ラウ・バダミのインド、あるいはカナダ
283-286
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64 アンドレ・アレクシス『子どもの頃』
287
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65 ディオンヌ・ブランド『目録』
288
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66 シャニ・ムートゥーの小説における不在としてのカナダ
289-290
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67 ヴィンセント・ラム『瀉血と奇跡的治癒』
290-291
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68 ハイフンからの眺め
フレッド・ワーとカナダ文学の文脈
292-300
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69 講演「ホーム・アンド・アウェイ移民作家の故郷とは」
301-318
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70 付録 英語論文The Structure of Joy Kogawa's Obasan
11-24
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