蔵書情報
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資料情報
各蔵書資料に関する詳細情報です。
No. |
所蔵館 |
資料番号 |
資料種別 |
配架場所 |
別置 |
帯出 |
状態 |
1 |
鶴舞 | 0238121552 | 一般和書 | 2階開架 | 人文・社会 | | 在庫 |
関連資料
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日中戦争(1937〜1945) 太平洋戦争(1941〜1945)
書誌詳細
この資料の書誌詳細情報です。
請求記号 |
2107/01366/ |
書名 |
日本のカーニバル戦争 総力戦下の大衆文化1937-1945 |
著者名 |
ベンジャミン・ウチヤマ/[著]
布施由紀子/訳
|
出版者 |
みすず書房
|
出版年月 |
2022.8 |
ページ数 |
15,385,23p |
大きさ |
20cm |
ISBN |
978-4-622-09523-1 |
原書名 |
原タイトル:Japan's carnival war |
分類 |
21074
|
一般件名 |
日中戦争(1937〜1945)
太平洋戦争(1941〜1945)
|
書誌種別 |
一般和書 |
内容紹介 |
総力戦下で国民のガス抜きは不謹慎になり、メディアも煽って「カーニバル化」し、それをまた国民は酔うように消費した。具体例をあげながら、戦時の大衆の素顔に新しい角度から迫る。 |
書誌・年譜・年表 |
文献:巻末p9〜23 |
タイトルコード |
1002210037248 |
要旨 |
総動員令が発令されても、「臣民」は息をひそめ、ただ同調したわけではない。統制が厳しくなるにつれ、大衆は無遠慮、不謹慎、価値倒錯的な行動さえとるようになり、メディアもそれを煽ったのだ。日中戦争の従軍記者は、戦場での「百人斬り競争」をこぞって報じ、銃後はその記事に飛びついて、文字通り「消費」した。「スリル」という日本語も、この頃生まれた。20世紀初頭のロシアの文学理論家バフチンは、このような状況を「カーニバル」と呼んだ。社会の通常のルールが一時的に適用されなくなり、既存の階層構造が壊されて平準化する、過渡的な瞬間のことだ。そこでは強者が貶められ、弱者や一癖ある者がコミュニティの「カーニバル王」に祭りあげられる。こうして「カーニバル戦争」は「大衆に、鬱積した不満を吐き出すセラピー効果のある通気口を提供」した。その象徴的な存在として本書が取り上げるのは、(1)「スリル・ハンター」となった従軍記者、(2)高給取りの軍需工場の職工、(3)兵隊(帰還した傷病兵を含む)、(4)映画スター(総力戦のチアリーダーも務めた)、(5)少年航空兵(戦争末期には特攻隊員に)。著者は日本の近現代史を専門とする、アメリカの気鋭の歴史学者。膨大な量の当時の新聞雑誌からの引用(軍国少年の投書や柳屋ポマードの広告まで)を土台とした、「消費者=臣民」の具体的な描写に、読者は魅了されるだろう。 |
目次 |
序章 1 従軍記者 2 職工 3 兵隊 4 映画スター 5 少年航空兵 終章 |
著者情報 |
ウチヤマ,ベンジャミン 南カリフォルニア大学歴史学部准教授。2005年、ハーヴァード大学で修士号を取得。2013年、南カリフォルニア大学で博士号を取得(歴史学)。専攻日本近現代史・文化史、第二次世界大戦、占領期研究。本書は、米国大学・研究図書館協会(ACRL)書評誌Choiceが選ぶ2019年度のOutstanding Academic Title(傑出した学術書籍)の一冊に選出された。2021年にはアジア研究学会(Association for Asian Studies)が日本に関する最もすぐれた研究書に贈る、ジョン・W・ホール図書賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 布施 由紀子 翻訳家。大阪外国語大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
内容細目表:
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