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調べ物案内

レファレンスサービス・事例集

レファレンスサービスとは

レファレンスサービスとは、図書館にある資料などを使って、司書が調べものや資料・情報探しのお手伝いをするサービスです。名古屋市図書館では各館カウンター窓口、電話、文書で受付けていますので、お気軽にお尋ねください。

ただし、法律・医療など専門的判断が必要な相談、クイズ・宿題に関する解答、翻訳・解説など回答できないものもありますのでご了承ください。なお、お受けした質問への回答は時間がかかる場合もあります。

また、文書(FAX、電子メールを含む)によるレファレンスは同時に一人1件までです。先の質問の回答が届いてから、次のレファレンスをお申込みください。10開館日を目安に回答いたします。

なお、名古屋市在住の方以外は、下記のレファレンスのみお受けいたします。
1.名古屋市に関する内容で、当館所蔵の郷土資料で調査しなければ回答が得られない場合
2.当館のみが所蔵する資料に関する場合

◇お願い◇
質問や回答内容は依頼者が特定できないように加工した上で、名古屋市図書館のレファレンス事例集や国立国会図書館レファレンス協同データベース(レファ協)へ登録・公開させていただくことがあります。

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メールレファレンス

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レファレンス事例集

名古屋市図書館はレファレンス事例集を刊行するなど、レファレンス記録の蓄積と公開に取り組んできました。現在では、国立国会図書館のレファレンス協同データベース事業(レファ協)に参加し、名古屋市図書館に寄せられた質問に対する回答や回答に至るまでのプロセスについて、その一部を公開しています。
なお、質問や回答内容については、依頼者が特定できないように加工しています。

◆ 名古屋市図書館のレファレンス事例を対象にレファ協を検索する ◆

レファ協で名古屋市図書館のレファレンス事例を検索できます。 (レファ協のページが開きます)
検索対象は名古屋市図書館提供データの質問、回答、回答プロセスです。


(例)「尾張」「名古屋」など、「尾張 ことわざ」のようにスペースで区切るとAND検索になります。

◆ 名古屋市図書館がレファ協に提供したすべてのレファレンス事例データを見る ◆

名古屋市図書館レファレンス事例一覧 (レファ協のページが開きます)


◆ これまでに名古屋市図書館が刊行したレファレンス事例集 ◆

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名古屋市図書館のレファレンスサービスの歴史

名古屋市図書館では鶴舞中央図書館(1階・2階閲覧室、児童研究室、点字文庫)はじめ全館で司書によるレファレンスサービスを行っていますが、その歴史は市立名古屋図書館時代の大正14年11月に「読書相談所」を設置したことに始まります。「読書相談所」という言葉は、誰にでも分かるようにと帝国図書館(当時)と同じ名称が採用されました。

昭和31年5月になると専任の参考係が設けられ、昭和40年4月には「相談電話」(電話によるレファレンスサービス)を開始しました。「耳の百科事典」をモットーにレファレンスサービスについて広く市民に呼びかけると、CBC(中部日本放送)の「FM散歩」に紹介されるなどその反響は大きく、電話によるレファレンスが急増しました。図書館の電話はいつもお話中という苦情が電話局に行くほどで、翌年には電話回線が増設されることになりました。さらに昭和41年4月からは参考係とCBCの放送スタジオを結び、「インスタント事典」の放送(毎週月・火・木・金の午後1時50分から10分間)が開始されました。季節の話題や時事常識などをとりあげ、参考係が図書館の資料を使って、スタジオのアナウンサーの質問に答える という番組で、同年9月まで続きました。

昭和40年代には参考事務担当者連絡会が組織され、参考事務のためのマニュアル作成にあたるなど、全館的にレファレンスサービスの推進に取り組みました。例えば、当時のレファレンスサービスの様子について、『西図書館50年誌』には次のように記されています。
「"物知り博士がズバリ回答"西図書館の参考窓口 相次ぐ相談電話 連日 対応にハッスル」と題して昭和45年7月5日付けの中日新聞に写真入で大きく取り扱っている。...当時電話による第一声が"モシモシ、なんでも博士ですか"にはじまり「市内の老人福祉会館はどこにあるか」「道路標識を知りたい」といった質問や、夕方近く、買物かごをさげた主婦が訪れ「ニューカッスル病って何かしら」と質問、聞けばこのお母さん、マーケットで卵の値段が高いのでびっくり。理由をたずねると「ニューカッスル病」のためだと言う。しかし店員もどんな病気かしらない。そこでこの方は図書館で質問、早速調べてみると...」

『レファレンス1968 名古屋市図書館に寄せられた質問と回答』 また、名古屋市図書館ではレファレンス記録の蓄積と公開にも早くから取り組み、昭和44年3月にはレファレンス事例集として『レファレンス1968 名古屋市図書館に寄せられた質問と回答』を刊行しています。

昭和59年4月には新中央図書館が新装開館し、1階を「暮らしと教養のフロア」、2階を「調査・研究フロア」として、従来の中央図書館が持っていた参考調査図書館機能をさらに充実させて、名古屋市図書館の情報センターとしての役割をもたせました。2階「調査・研究フロア」には学術専門図書を中心に雑誌なども備え、資料を(1)人文・社会科学、(2)自然科学・工学・産業、(3)文学・語学・芸術、(4)郷土資料・新聞の4ブロックに分けた主題別部門制を採用し、より専門的な質問にもお応えできるようにしています。

◇参考資料◇
『名古屋市鶴舞中央図書館50年史』 名古屋市鶴舞中央図書館/編 名古屋市鶴舞中央図書館 1974年
『名古屋市鶴舞中央図書館七十年史 1923~1993』 名古屋市鶴舞中央図書館/編集 名古屋市鶴舞中央図書館 1994年
『西図書館50年誌 1923~1993』 名古屋市西図書館/編 名古屋市西図書館 1975年

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