本の展示
緑図書館 「緑区の歴史を探る【4】緑区の街道(中世から近世)」≪展示期間:1月21日(土)~2月16日(木)≫
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2017年1月22日
展示期間:2017年1月21日(土曜日)~2月16日(木曜日)
名古屋市緑区は、古くから東西交通の経路として記録に残っています。中世には鎌倉街道、近世では東海道が通っていました。この展示では、当時の様子が描かれた記録を始め、街道に関する図書を集めました。なお、東海道については、平成28年7月に有松地区の街道沿いの町並みが、国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されるという嬉しいニュースがありました。あわせて、当地区を始め国内の町並みについて書かれた図書も揃えました。
■ 主な展示資料 ■
No. | 書名 | 著者名 | 出版者 | 出版年 | 分類 | コメント |
1 | なごやの鎌倉街道をさがす | 池田誠一/著 | 風媒社 | 2012 | A295 | 長い年月の間に埋もれてしまった街道の経路を、わずかに残された史料や現地での調査を基に比定してゆく。これによると、緑図書館のすぐ南を、鎌倉街道が通っていたようで驚かされる。 |
2 | 新編日本古典文学全集48 中世日記紀行集ほか | 長崎健[ほか]校注・訳 | 小学館 | 1994 | 918 | 『海道記』、『東関紀行』、『十六夜日記』、『春の深山路』など鎌倉時代の紀行文を収める。緑区を通った当時の記述があり、興味深い。 |
3 | 東海道分間延繪圖第15巻 鳴海 熱田 | 東京美術 | 1983 | 291038 | 江戸幕府が道中奉行に命じて作らせた街道絵図。文化三年(1806年)に完成。街道の様子が詳細精密に描写されている。 | |
4 | 新修名古屋市史第4巻 | 新修名古屋市史編集委員会/編集 | 名古屋市 | 1999 | A250 | 521頁から575頁にわたり「東海道と鳴海宿」の記述があり、江戸時代の鳴海宿の状況が分かる。なお「新修名古屋市史 資料編近世3」には、原史料が翻刻されている。また、「愛知県史 資料編15」にも史料が所収されている。 |
5 | 有松町並み保存地区歴史的遺構調査報告書 | 名古屋市教育委員会文化財課/企画 | 名古屋市教育委員会 | 1996 | A522 | 有松町並み保存地区の現況(調査時)、歴史的変遷を調査した詳細な基礎資料。 |
6 | 新編日本古典文学全集81 東海道中膝栗毛 | 十返舎一九[著],中村幸彦校注 | 小学館 | 1995 | 918 | ご存知、弥次喜多道中。東海道を進み有松に至り、絞屋の亭主とのやりとりを滑稽に描いている。 |
7 | 日本の町並み250 重要伝統的建造物群保存地区をすべて収録 | ウエスト・パブリッシング/著 | 山と渓谷社 | 2013 | 52185 | 「重要伝統的建造物群保存地区」を含む日本の町並みをコンパクトに紹介。ひと口に町並みと言っても色々な種類があり、有松と比較すると面白い。 |