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としょかんのひみつ

本のならびかた

名古屋市図書館をはじめ、おおくの日本の図書館では、日本十進分類法(にほんじっしんぶんるいほう)というきまりによって、本がならべられています。


日本十進分類法は、まず、本をなかみによって、大きく10しゅるいに分けます。

0.総記(そうき)
百科じてん,コンピュータ,図書館など
1.哲学(てつがく)
どうとく、生き方、しゅうきょう・神話など
2.歴史(れきし)
日本や世界の歴史・地理、伝記など
3.社会科学(しゃかいかがく)
社会、手話・点字、ことわざ、世界のくらしなど
4.自然科学(しぜんかがく)
算数、理科、動物、人のからだなど
5.技術・工学(ぎじゅつ・こうがく)
公害、機械、料理・手芸など
6.産業(さんぎょう)
農林水産業、ペットの飼いかた、交通など
7.芸術・美術(げいじゅつ・びじゅつ)
図画工作、音楽、スポーツなど
8.言語(げんご)
日本語や世界のことば、方言、作文の書き方など
9.文学(ぶんがく)
日本や世界の詩、はいく、短歌、ものがたりなど


つぎに、0~9のそれぞれについて、もっとこまかく分け、数字をつけていきます。たとえば、4...自然工学なら、41...数学、42...物理、43...化学、44...天文学というふうに。


この数字をもとに、請求記号(せいきゅうきごう)を1さつ1さつの本にあたえます。
請求記号は本の住所のようなものです。

名古屋市図書館では、大人の本の小説に「F」、まんがに「C」、児童書の絵本に「エ」など、とくしゅな請求記号もつかっています。


請求記号(または、その一部)は、ラベルにうちだして、本の背にはられます。本は、ラベルの番号ごとにならべられるので、請求記号を知っていればかんたんに本のばしょがわかるのです。

本棚のならびかた

本棚のならびかたは、基本的に請求記号順に、左から右へ、上から下へとならんでいます。ただし、図書館によって、本がさがしやすいように、請求記号とはべつの記号やラベルをつけることもあります。


また、とくしゅなテーマの本をべつのコーナーにおいたり、よく読まれる本をめだつ場所においたりするところもあります。


図書館に行ったらいろいろたんけんしてみてね。

図書館のいちにち

図書館ではたらく人のいちにちを見てみよう

開館準備(かいかんじゅんび)

  • 「へんきゃくポスト」にかえされた本をかたづけます。
  • 本をさがしやすいように、棚(たな)の本をせいとんします。
  • 「予約(よやく)カード」や「登録申込用紙(とうろくもうしこみようし)」が少なくなったら、たしておきます。
  • その日の新聞の整理をします。

開館中(かいかんちゅう)

  • 交代でカウンターにつきます。
  • 「かしだし」や「へんきゃく」のてつづきをします。
  • 本をさがしたり、調べものをする人のお手つだいをします。

そのほかのおしごと

  • 行事のじゅんびをします。
  • たくさんの本の中から選んで買います。
  • 古くなった本を整理します。
  • 買った本に、さがすための番号をつけ、おおぜいの人が使ってもよごれないように、本にカバーをつけます。
  • 新しく入った本をしょうかいしたり、図書館のことを、よく知ってもらうために宣伝(せんでん)します。
  • みなさんの読みたい本を、ほかの図書館からかりたり、本屋さんに注文したりします。
  • 本をかえすのをわすれている人に、さいそくします。
  • 図書館にしたしみをもってもらうため、子どもむけのおはなし会や、えいが会、工作会などをしています。

閉館(へいかん)

  • 図書館が終わったら、かたづけをして帰ります。

みんなのしつもん

ただで本がかりられるのはなぜ?

図書館の本を買ったりするのには税金(ぜいきん)が使われています。あなたのお父さんやお母さんなど、おとなの人がみんなのためにはらったお金の一部を使っているのです。だから、あなたが本をかりるときに、わざわざお金をはらわなくてもよいのです。

図書館の本はみんなの財産(ざいさん)なので、お金のある人もない人も、赤ちゃんもお年よりも、できるだけたくさんの人に使ってほしいと思っています。

どうやって本を買ってるの?

新しい本は、図書館と契約(けいやく)している本屋さんから買います。

新しい本でなくても、人気のある本を買いたしたり、よく読まれて古くなってしまった本を買いなおしたりもします。みなさんからおねがいされた本を買うこともあります。中には、「使ってください」といただいた本を、図書館の本にすることもあります。

だれが本を選んでいるの?

2週間に1度、鶴舞(つるま)中央図書館に名古屋市の全図書館の代表の人が集まって、本を選ぶ会議(かいぎ)をします。そこで本を1さつずつ見ながら、どの本を買うかをきめます。

子どもの本については、前もって子どもの本のたんとうの人が読み、感想などをかいた紙をはさんでおきます。それから、おすすめの本を選んで、リストをくばります。たくさんの本の中から、なるべくみじかい時間でよい本を選ぶくふうです。

本をこわしてしまったらどうするの?

なおせそうなものは、図書館でなおします。そのまま持ってきてください。時間がたつと色が変わってはがれてしまいますので、セロテープでなおすことはやめてね。

なおせないほどよごれたり、いたんだ場合は、ざんねんですが、べんしょうしなければならなくなります。とくにペットがかんでしまったものは、なおせない場合がおおいので、ペットをかっている人は気をつけよう!

いっしょに図書館にきた友だちが、かしだしカードをわすれちゃった。私のカードでかりてもいいの?
なぜ、図書館の本をかりるのにかしだしカードがいるの?

かしだしカードは、どの本をだれがかりているのか、いつまでかりているのか、その人の住所、電話番号などのデータを、図書館のコンピュータに記録(きろく)するためにあります。

このデータは本をかりた人(カードのもちぬし)と図書館だけのひみつなので、ほかの人に知らせることはありません。もしあなたのカードをつかって、友だちが本をかりてしまったら、まちがったデータが記録されてしまいます。カードをわすれても本をかりる方法もあるので、まずは図書館の人にそうだんしよう。

図書館で勉強をしてもいいの?

友だちといっしょに調べ学習などをするときは、ほかに本を読んでいる人のじゃまにならないように、気をつけよう。

学習室を使ってもいいのですが、図書館によっては、学習室を使う人の年齢(ねんれい)がかぎられているところもあります。

本をかえすのがおそくなっちゃった。もうかりられないの?

ちょっとおそくなったからといって、もうかりることができないわけではありませんが、その間ほかの人がその本をかりることができなくなってしまうので、やはりかしだしきげんは守りましょうね。

1ヶ月以上おくれた本をもっているときは、かりられなくなる場合もあります。

古くなった本はどうするの?

ぜんぶとっておけるとよいのですが、図書館の本だながいっぱいになってしまうので、古くなったものから「市民のリサイクル文庫」に出して、読みたい人にもっていってもらいます。

名古屋市で1さつしかない本は、鶴舞中央図書館に保存(ほぞん)します。ほかににたような本がない場合は、古くてものこしておきます。どの本を市民のリサイクル文庫に出して、どの本をのこすのかを決めるのは、図書館の人の大切なしごとです。読めないほどによごれたり、こわれてしまった本は、古紙のリサイクルに出します。

これまでに私がかりた本を知りたいです。図書館の人に聞けばわかるの?

図書館のコンピュータでは、だれがどんな本をかりたか、というデータは、いったん本をかえすとぜんぶ消えてしまうようになっています。あなたがこれまでにかりて、かえした本のデータも、ぜんぶ消えてしまっているので、ざんねんですが図書館の人に聞いてもわかりません。

あとから知りたいと思ったときのために、自分がかりた本をノートにメモしておくとよいですよ。

図書館の人は、しごと中に本が読めるの?

ゆっくりと本を読むじかんはありません。すきな本は、休み時間やしごとがおわってからよみます。

図書館でいちばん人気がある本はなに?

「かいけつゾロリ」のシリーズは、男の子にも女の子にも人気があります。えほんでは「バムとケロ」のシリーズなどが人気があります。

ほかにも...。おとなページで、「かしだし・よやくベスト」をしょうかいしているので、さんこうにしてみてくださいね。

図書館どうがしゅう


◆図書館見学「こんな質問ありました」

第1回「透明なカバーはどうやってはっているの?」

第2回「一つの本棚には本が全部で何冊入っているの?」

第3回「せんたく室って何をするところ?」

◆新人司書と行くとしょかんツアー

その1「なぞの像」

その2「柱のなぞ」

その3「点字文庫・前半」

その3「点字文庫・後半」

その4「おはなしのへや」

その5「児童室の本」

その6「交換室」

その7「なぞの機械」

その8「名古屋なんでも調査団」

その9「ほんのおいしゃさん」

その10「こんなものも図書館に!?」

その11 最終回!「発見!ひみつの小部屋」

◆図書館見学「この図書館の音は何の音?」

第1回「休館中にしか聞けない音」

第2回「大きな音だけど、小さいあるものを作っている音」

第3回「本じゃないものを「読む」音」

◆アイムくんが行く!図書館の裏側!

図書館のおにいさんが、あい・あい・あいさつ活動のマスコットキャラクター・アイムくんを案内します