本の展示
鶴舞中央図書館 「いのちの支援パネル展」≪展示期間:8月11日(水)から9月16日(木)≫
展示期間:2021年8月11日(水曜日)~9月16日(木曜日)
鶴舞中央図書館では、9月10日(金曜日)から9月16日(木曜日)の「自殺予防週間」に合わせ、パネルの展示と図書の貸出、そしてパンフレットの配布を行います。
悩みや問題を抱えている方、周囲の方の力になりたい方、心と社会の双方にかかわる問題に理解を深めたい方、ぜひご覧ください。
健康福祉局健康増進課、教育委員会子ども応援室との共催展示です。
あわせて、
☆ 名古屋市いのちの支援サイト「こころの絆創膏」(外部リンク)
☆ 名古屋市いのちの支援広報キャラクター「うさじ」のfacebook(外部リンク)とInstagram(外部リンク)もご覧ください。
■ 主な展示資料 ■
表紙をクリックすると、貸出中かどうかなどがわかります。
■ 『裸足で逃げる 沖縄の夜の街の少女たち』 ■
上間陽子/著
太田出版 2017年 〈36768〉
信じがたいほどの虐待や、孤独や、暴力から、ひとり裸足で逃げてきた少女たち。彼女たちは、今もどこかの街で必死に生きています。
この本からは、「絶対に、あなたは大切な存在。誰からも傷つけられてはならない」というメッセージが伝わってきます。そう言ってくれるのは家族や友達ではないかもしれない。けれど、どこかに必ず自分の居場所はあると思える一冊。
同著者によるエッセイ集『海をあげる』もおすすめです。
■ 『自殺会議』 ■
末井昭/著
朝日出版社 2018年 〈3683〉
母親がダイナマイト心中をしたという衝撃的な過去を持つ著者によるノンフィクション。
登場人物もそれぞれに重い過去がある...さぞかし強烈な内容かと思いきや、著者の語り口は飄々としていてあけすけで、読んでいる方がずっこけてしまいそうになるほど。
当事者だからこそ語られる言葉は、特効薬にはならなくても漢方のようにじわじわ効いて、心が温かくなります。
生きているみんなに読んでもらいたい一冊。
※表紙の画像掲載に関する著作権の許諾については、出版社の許可をいただいております。