としょかんでつくったほんのリスト

こんなほんあんなほん(小学生向き) 2016年度版

2016年度版

2015年に、としょかんにはいった本のなかから、おすすめの本をえらびました。
本のなまえや表紙をクリックすると、貸し出し中かどうかなどがわかります。
※表紙の画像掲載に関する著作権の許諾については、出版社の許可をいただいております。

〈 〉内は分類をあらわします。

1~2年生向き

オニのサラリーマン

『オニのサラリーマン』表紙画像

富安陽子/文
大島妙子/絵
福音館書店
〈エ〉

あかおにのオニガワラ・ケンは、じごくづとめのサラリーマン。おくさんとこどもにみおくられて、きょうもげんきにしゅっきんします。きょうのしごとは、ちのいけじごくのみはりばん。ところが、おひるごはんをたべたあと、ねむってしまい、きがつくと、ちのいけじごくはたいへんなことに!

くつのうらはぎざぎざ

『くつのうらはぎざぎざ』表紙画像

百木一朗/さく
福音館書店
〈58〉

くつのうらを、みてみましょう。どのくつにも、ぎざぎざがありますね。ぎざぎざがあると、あるいたり、はしったりするときにすべりにくくなります。ふんばるときには、あしをしっかりささえてくれます。あしのうごきや、しごとをするばしょにあわせて、いろいろなぎざぎざがあるのです。

名古屋(なごや)うみゃあもんのうた

『名古屋うみゃあもんのうたん』表紙画像

長谷川義史/著
佼成出版社
〈エ〉

手羽先(てばさき)、えびフリャー、あんかけスパゲティと、名古屋のうみゃあもんがたくさんつづきます。そしてたべものだけでなく、名古屋城(なごやじょう)や大須観音(おおすかんのん)といったみんなのしっているところ、ゆうめいなあのひとや、あのキャラクターも、みつかるのです。うらびょうしにも、ごちゅうもく。

ひるまのおつきさま

『ひるまのおつきさま』表紙画像

遠藤湖舟/さく
福音館書店
〈44〉

おつきさまは、よるしかみえない?ひるまはあかるいからみつけにくいだけで、おつきさまはちゃんとそらにいるよ。まいにちみえるじかんといるばしょがかわるんだ。かたちもすこしずつかわるよ。さあ、そらをみあげて、ひるまのおつきさまをさがしてみよう!

さとうとしお

『さとうとしお』表紙画像

ひさかたチャイルド
〈58〉

「さとう」と「しお」。みためはにてても、あじがちがう。さとうはあまくて、しおはしょっぱい。ひにかけると、とけるのがさとう。かわらないのがしお。さとうは、さとうきびっていうしょくぶつからできる。しおは、うみのみずからできる。ちがうところがおおいけど、どっちもおいしいね。

あたし、メラハファがほしいな さばくのくにモーリタニアのおはなし

『あたし、メラハファがほしいな』表紙画像

ケリー・クネイン/文
ホダー・ハッダーディ/絵
こだまともこ/訳
光村教育図書
〈エ〉

あたしもおかあさんやおねえさんたちみたいに、はやくメラハファがほしいな。だってきれいで、おきさきさまみたいにみえるもの。メラハファはイスラーム教徒(きょうと)の女(おんな)の人(ひと)がかぶるうすい布(ぬの)のベール。西(にし)アフリカにあるモーリタニアのという国(くに)の女の子(こ)のお話(はなし)です。

カボチャばたけのはたねずみ

『カボチャばたけのはたねずみ』表紙画像

木村晃彦/さく
福音館書店
〈エ〉

カボチャばたけに、はたねずみのかぞくがひっこしてきました。とうさんねずみがカボチャのみをきりとり、こどもたちはたねをはこびだします。かあさんがスープやコロッケにしたみを、みんなでたべます。まいにちへやをひろくしていき、まどやえんとつもつけて、みごとなカボチャのいえができあがりました。

さつまいも

『さつまいも』表紙画像

小宮山洋夫/さく
福音館書店
〈61〉

もし、とれたてのげんきなおいもがあったら、あらわないでひとつとっておこう。おいもは、はたけじゃなくても、はことふくろがあれば、そだてることができるんだ。おいしいおいもができるかな?はっぱのきんぴらだっておいしいぞ。つるで、なわとびやかんむりもつくってあそぼう。

ぼくはまいごじゃない

『ぼくはまいごじゃない』表紙画像

板橋雅弘/作
シゲリカツヒコ/絵
岩崎書店
〈エ〉

ぼくは、おにいちゃんたちといっしょにショッピングモールにやってきた。トイレからもどると、おにいちゃんたちがいない!ぼくはひっしでさがした。なくもんか。「ぼくはまいごじゃない」。なぞのマスコット「まいごりら」もかくれているよ。さがしてみてね。

かわうそオスカーのすべりだい

『かわうそオスカーのすべりだい』表紙画像

ナサニエル・ベンチリー/さく
アーノルド・ローベル/え
こみやゆう/やく
好学社
〈エ〉

かわうそのオスカーは、すべりだいがだいすき。どてのさかをすべっては、パシャーン!といけにとびこむのです。ところが、ビーバーのきったきがじゃまをして、すべりだいがつかえなくなってしまいました。そこでオスカーは、やまのてっぺんからあたらしいすべりだいをつくることにしました。

かとりせんこう

『かとりせんこう』表紙画像

田島征三/作
福音館書店
〈エ〉

けむりがもんもん。「か」がぽとん。けむりがもんもん。「か」がぽとんぽとん。けむりがただよっていくと、「か」がどんどんおちます。でも、このけむりでおちるのは、「か」だけではありません。おはながぽとん。ぼうしがぽとん。しんぶんしの「じ」だって、ほらね。

いそのなかまたち

『いそのなかまたち』表紙画像

中村武弘/写真・文
ポプラ社
〈48〉

いわばのひろがるかいがんを「いそ」といいます。うみの水(みず)があさく、かいそうがしげり、いわのすきまがあるので、ちいさいいきもののかくればしょになっています。しおがひき、うみの水が水たまりのようになった「しおだまり」では、イソギンチャクやカニなどのいきものがよく見(み)えます。

トヤのひっこし

『トヤのひっこし』表紙画像

イチンノロブ・ガンバートル/文
バーサンスレン・ボロルマー/絵
津田紀子/訳
福音館書店
〈エ〉

はる、トヤのかぞくはひっこすことにしました。そうげんでくらすかれらは、らくだにたべものやつくえ、ゲルといういえもたたんでのせていきます。ひつじや、やぎもいっしょです。みずとくさが、もっとあるところをめざして、さばくややまをこえていきます。ぶじにたどりつけるのでしょうか。

ハートのはっぱかたばみ

『ハートのはっぱかたばみ』表紙画像

多田多恵子/ぶん
広野多珂子/え
福音館書店
〈エ〉

かたばみのめじるしは、ハートのかたちをしたみっつのはっぱ。かだんのなかやコンクリートのすきまなど、あちこちでみつかります。よくみると、かたばみはいちにちのなかで、はっぱをひらいたりとじたりしています。そして、はながさきおわってたねができると、ばねじかけのようなしくみでたねをとばすのです。

ちゃいろいつつみ紙(がみ)のはなし

『ちゃいろいつつみ紙のはなし』表紙画像

アリソン・アトリー/作
松野正子/訳
殿内真帆/絵
福音館書店
〈93〉

お店(みせ)のたなでねむっていた、ちゃいろいつつみ紙は、売(う)れていっけんの家(いえ)につきました。その家にはいい紙がきたことをよろこんでくれる子(こ)どもたちがいました。リボンをかけたおくりものの箱(はこ)をだいじにつつみ、ちゃいろいつつみ紙はぼうけんの旅(たび)にでかけます。

あまいとうもろこしとカタイトウモロコシ

『あまいとうもろこしとカタイトウモロコシ』表紙画像

佐武絵里子/さく
福音館書店
〈エ〉

みなさんがふだんたべているとうもろこしは、みがふっくらしたあまいとうもろこしです。でも、とうもろこしには、みがちいさくかたいものもあります。どうすればたべられるでしょうか?かわをむき、もっとかたくかたくほしてひにかけると、おいしくへんしんするのです。

こぶたのピクルス

『こぶたのピクルス』表紙画像

小風さち/文
夏目ちさ/絵
福音館書店
〈913〉

こぶたのピクルスが、学校(がっこう)へいく時間(じかん)です。「わすれ物(もの)は、ひとつもなし!」スキップしながらでかけると、牛(うし)の牛乳屋(ぎゅうにゅうや)さんにあいました。牛乳屋さんは、いのぶたさんの家(いえ)にはいたつをわすれたといいます。いのぶたさんの家は、学校へいくとちゅうです。ピクルスはとどけてあげることにしました。

えんぴつ太郎(たろう)のぼうけん

『えんぴつ太郎のぼうけん』表紙画像

佐藤さとる/作
岡本順/絵
鈴木出版
〈913〉

えんぴつ太郎は、とても小(ちい)さなえんぴつです。トランプのジョーカーのまほうで、うごいたり、はなしたりできるようになりました。へやのなかをあるいていると、こねこがとびかかってきたので、いそいでとだなの中(なか)へにげこみました。そこにはこぶたのゆびにんぎょうがころがっていて...。

くろねこのロク空(そら)をとぶ

『くろねこのロク空をとぶ』表紙画像

インガ・ムーア/作・絵
なかがわちひろ/訳
徳間書店
〈93〉

くろねこのロクは、くいしんぼう。ごはんを六皿(ろくさら)たべると、やっとおなかがいっぱいになるので、「ロク」という名前(なまえ)になりました。夏休(なつやす)み、いなかにやってきたロクは、山(やま)ねこのスコットにであい、森(もり)のごちそうをおしえてもらいました。そこで、さかなやウサギをつかまえようとしますが...。

スプーン王子(おうじ)のぼうけん

『スプーン王子のぼうけん』表紙画像

竹下文子/作
こばようこ/絵
鈴木出版
〈913〉

スプーン王子とよばれる、くいしんぼうな王子さまがいました。ある日(ひ)、王子さまは「たくさんのことをしって、たくさんけいけんしないと、いい王(おう)さまにはなれない。」といわれました。そこで王子さまはごせんぞさまのまねをして、りゅうたいじにでかけたのです。

3~4年生向き

でんちゅう

『でんちゅう』表紙画像

野坂勇作/さく
福音館書店
〈エ〉

みちのはしにたっているでんちゅう。したからうえまで、ちょうどよいたかさに、さまざまなものがついています。あしばボルト、カーブミラー、がいとう、でんわせん...。いつもはみすごしているかもしれませんが、せいかつにかかせない、たいせつなはたらきをしています。

おでかけすいぞくかん

『おでかけすいぞくかん』表紙画像

阿部浩志/ぶん
北村直子/え
荒井寛/かんしゅう
学研教育出版
〈エ〉

さあ、入口をはいって、まずはイソギンチャクの中でくらしているカクレクマノミをみてみよう。どくのはりにさされないのはどうしてかな?ほかにも、クロマグロやマンボウ、ラッコなどさまざまないきもののひみつがわかる。しいくがかりのおしごとものぞいちゃおう。

アンドルーのひみつきち

『アンドルーのひみつきち』表紙画像

ドリス・バーン/文・絵
千葉茂樹/訳
岩波書店
〈エ〉

アンドルーは、ものづくりがだいすきで、あれこれつくる。でも、かぞくはそんなアンドルーにうんざり。ある春のあさ、アンドルーはどうぐをふくろにつめて、裏口(うらぐち)からそっといえをでた。森のおくのはらっぱにつくと、すてきなひみつきちをつくった。そこへ鳥がすきなアリスがやってきて...。

ルイージといじわるなへいたいさん

『ルイージといじわるなへいたいさん』表紙画像

ルイス・スロボドキン/作・絵
こみやゆう/訳
徳間書店
〈93〉

ルイージは、まいしゅう土よう日、となりの国にバスでバイオリンをならいにいきます。いつもバスには国境(こっきょう)をまもるへいたいさんがのってきます。悪い人がいないかしらべるのですが、あるときからしんいりのへいたいさんが、ルイージにとんでもないことをするようになりました。

アリとくらすむし

『アリとくらすむし』表紙画像

島田たく/写真・文
ポプラ社
〈48〉

アリのちかくには、いろいろなむしがいる。アリのふりをしてえさをねだるコオロギ、きづかれないようにアリのようちゅうをたべてしまうアリスアブのようちゅう、アリのぎょうれつにみをかくすハネカクシなど。おそったり、たすけられたり、たすけたり、アリとかかわりあいながらくらしている。

ジンベエザメのはこびかた

『ジンベエザメのはこびかた』表紙画像

松橋利光/写真
高岡昌江/文
宮野耕治/絵
ほるぷ出版
〈48〉

大阪(おおさか)の「海遊館(かいゆうかん)」にいる、世界一(せかいいち)大きな魚ジンベエザメは、高知県(こうちけん)の海からはこばれました。いきもののプロが、はこぶプロと力をあわせました。とくべつに設計(せっけい)された水そうや、つりあげるためのクレーン車など、たくさんの道具をつかってはこぶようすが、写真からよく分かります。

ペンギンは、ぼくのネコ

『ペンギンは、ぼくのネコ』表紙画像

ホリー・ウェッブ/作
田中亜希子/訳
大野八生/絵
徳間書店
〈93〉

アルフィーは、「ペンギン」というペンギンそっくりの色のネコをかっています。いつも、となりのおばあさんの庭にしのびこみ、いっしょに遊んでいました。ところが、おばあさんの孫(まご)のグレースがひっこしてきて、庭はあたしのものと言うのです。ペンギンまでも、グレースになついてしまい...。

しもばしら

『しもばしら』表紙画像

細島雅代/写真
伊地知英信/文
岩崎書店
〈45〉

しもばしらを見たことがありますか?さむい冬の朝、よく日があたる地面にたっています。しもばしらは、ひるま温まった地面の中からしみ出した水が、夜にこおってできたもの。水や土のぐあいでいろいろなすがたになります。しもばしらをつくる実験(じっけん)ものっています。

わすれものの森

『わすれものの森』表紙画像

岡田淳/作
浦川良治/作
BL出版
〈913〉

ツトムは、音楽会でソロをふくのにたて笛がなくなってしまう。教室でさがしていると、ふたりのふしぎな男が入ってきた。わすれものは「わすれものの森」に持っていかれ、花や実になってしまうという。そこでツトムは、「わすれものの森」につれていってもらい、たて笛をとりもどそうとする。

しんぞうとひげ アフリカの民話

『しんぞうとひげ』表紙画像

しまおかゆみこ/再話
モハメッド・チャリンダ/絵
ポプラ社
〈エ〉

むかしあるところに、しんぞうとひげがいました。しんぞうもひげもびんぼうで、いつもはらぺこ。がまんしつづけた22にちめに、ふたりはばったりであいました。すると、ひげがしんぞうをくおうとおそいかかりました。おどろいたしんぞうがかくればしょにえらんだのは...。

コケシちゃん

『コケシちゃん』表紙画像

佐藤まどか/作
木村いこ/絵
フレーベル館
〈913〉

4年1組に、スイスから体験入学(たいけんにゅうがく)にきたコケシにそっくりな女の子、京(きょう)ちゃん。いつも、小さな声しか出せないくるみは、いじめっ子にも言い返せる京ちゃんのことを、すごいと思っていました。でも、京ちゃんや、いじめっ子にも、意外(いがい)な一面(いちめん)があることがわかってきて...。

せいめいのれきし 改訂版(かいていばん) 地球上にせいめいがうまれたときからいままでのおはなし

『せいめいのれきし』表紙画像

バージニア・リー・バートン/文・絵
いしいももこ/訳
まなべまこと/監修
岩波書店
〈エ〉

地球ができ、さまざまな生物(せいぶつ)が生まれ、にんげんが誕生(たんじょう)しました。この絵本は、地球がうまれる前から今までの「せいめいのれきし」をおしばいのように見せてくれます。最新(さいしん)の研究(けんきゅう)に合わせて、内容が新しくなりました。

カミツキガメはわるいやつ?

『カミツキガメはわるいやつ?』表紙画像

松沢陽士/写真・文
フレーベル館
〈48〉

カミツキガメは、こうらがランドセルよりも大きくなる、かいじゅうのようなすがたをしたカメです。なんにでもすぐにかみつく、どうもうな生きものだと思われていますが、本当でしょうか。もともと日本にはいなかったのに、どんどんふえています。なぜ、日本に来たのでしょう。

お昼の放送(ほうそう)の時間です

『お昼の放送の時間です』表紙画像

乗松葉子/作
宮尾和孝/絵
ポプラ社
〈913〉

あたしは4年生になってずっとあこがれていた放送委員(いいん)になった。でも、おさるみたいにうるさいこうへいがペアでサイアクな気分。勝手に学校クイズをしたり、ギャオレンジャーの曲を流(なが)したり。こんなおバカな放送、あたしはイヤなのに。だけどこうへいにもそれなりの理由があったんだ。

みんなでつくる1本の辞書(じしょ)

『みんなでつくる1本の辞書』表紙画像

飯田朝子/文
寄藤文平/絵
福音館書店
〈815〉

著者(ちょしゃ)の飯田さんは、外国人の友人に、「なぜ電車も柔道(じゅうどう)の試合(しあい)も『1本』と数えるの?」ときかれました。納得(なっとく)のいくような説明(せつめい)がみつからず、「1本」と数えるものについてしらべてみようと思いたちます。「本」で数えられている意外なものや、その意味(いみ)を楽しく知ることができます。

ゴリラが胸(むね)をたたくわけ

『ゴリラが胸をたたくわけ』表紙画像

山極寿一/文
阿部知暁/絵
福音館書店
〈48〉

ゴリラが胸を張(は)り、両手で交互(こうご)に胸をたたくドラミングは、戦(たたか)いの宣言(せんげん)だといわれていました。しかし、ゴリラの暮(く)らしを観察(かんさつ)するうちに、それは気持ちを伝えあう人間の会話のようなものだとわかってきました。争いを好まず平和に暮らしたいゴリラのコミュニケーションの方法だったのです。

ライフタイム いきものたちの一生(いっしょう)と数字(すうじ)

『ライフタイム』表紙画像

ローラ・M.シェーファー/ぶん
クリストファー・サイラス・ニール/え
福岡伸一/やく
ポプラ社
〈エ〉

一生のあいだに、キツツキがきにあけるあなは、30こ。一生のあいだに、キリンのあみめのもようは、なんこできるかな?いきものたちの一生をしらべてわかった、さまざまな数字。さあ、ほんをひらいて、かずをかぞえてみよう。

あま~いおかしにご妖怪(ようかい)?

『あま~いおかしにご妖怪?』表紙画像

廣田衣世/作
佐藤真紀子/絵
あかね書房
〈913〉

八太郎(やたろう)の家は、しにせの和菓子屋(わがしや)だ。あるばん、店のおつかいで、山里の農場(のうじょう)にたまごを買いに行った。暗(くら)い山道をこわごわ進(すす)んでいると、少し先を子どもがライトをもって歩いている。帰りも、八太郎が家につくまでてらしてくれたけど、ふりむいた顔を見てびっくり。顔全体が光っちょる!

大きなたまご

『大きなたまご』表紙画像

オリバー・バターワース/作
松岡享子/訳
岩波書店
〈93〉

ネイトの家のめんどりが、とんでもなく大きなたまごを産(う)みました。6週間もせわをしてようやくかえったのは、なんと恐竜(きょうりゅう)トリケラトプス!恐竜はもりもり草を食べ、日に日に大きく強くなり、ネイトの町からワシントンの博物館(はくぶつかん)、さらに動物園(どうぶつえん)へと、ひっこす先々(さきざき)で大騒(さわ)ぎになります。

5~6年生向き

おじいちゃんが孫(まご)に語る戦争

『おじいちゃんが孫に語る戦争』表紙画像

田原総一朗/作
下平けーすけ/絵
講談社
〈21〉

 なぜ、太平洋戦争はおこったのでしょうか。どういういきさつで、日本は戦争への道をたどり、そして負けたのでしょうか。戦争が終わって70年がすぎました。当時の、日本政府の考えや世界各国の情勢をふまえ、ジャーナリストの田原総一朗(たはらそういちろう)さんがわかりやすく語っています。

かき氷 天然(てんねん)氷をつくる

『かき氷』表紙画像

細島雅代/写真
伊地知英信/文
岩崎書店
〈58〉

冷蔵庫(れいぞうこ)のないむかし、氷は専用(せんよう)の池(氷池(こおりいけ))でつくられていました。今でも自然の力を利用してつくっている氷屋さんがあります。毎日、水の取り入れ口を点検し、氷の表面をそうじします。池に水を張(は)ってから、できた氷を切り出して、氷室(ひむろ)に運ぶまでの仕事のようすを、豊富な写真で紹介します。

杉原千畝(すぎはらちうね)と命のビザ自由への道

『杉原千畝と命のビザ自由への道』表紙画像

ケン・モチヅキ/作
ドム・リー/絵
中家多惠子/訳
汐文社
〈289〉

ぼくのお父さんは外交官(がいこうかん)です。1940年、ぼくの家族はリトアニアという国にいました。ある朝、ぼくの家はおおぜいの人に囲まれました。みな、安全な国に行くためにお父さんの許可証(きょかしょう)をもらいに来たのです。日本政府は認(みと)めませんでしたが、お父さんは決断(けつだん)をします。「この人たちをたすける」と。

絵本で学ぶイスラームの暮(く)らし

『絵本で学ぶイスラームの暮らし』表紙画像

松原直美/文
佐竹美保/絵
あすなろ書房
〈16〉

世界にはさまざまな宗教があり、イスラームもそのひとつです。イスラームの教えとはどのようなものでしょうか。ドバイに住んでいるアフマド君の生活を見てみましょう。モスクでのお祈(いの)りや、ラマダーンという1か月の断食(だんじき)などの行事が紹介されています。

グッドジョブガールズ

『グッドジョブガールズ』表紙画像

草野たき/著
ポプラ社
〈913〉

6年生のあかりと由香(ゆか)、桃子(ももこ)はおたがいを《親友》ではなく《悪友(あくゆう)》とよびあう仲。なんでもジョークですますドライで気軽な関係。そんな3人が小学校最後の思い出づくりに、チアダンスに挑戦(ちょうせん)することに...。チーム名は『グッドジョブガールズ』。ところが、練習が始まると、3人の関係はぎくしゃくして...。

おしゃれ教室

『おしゃれ教室』表紙画像

アン・ファイン/作
灰島かり/訳
評論社
〈93〉

親のつごうで、行きたくもない所につれて行かれちゃうことってない?あたしの場合は「おしゃれ教室」だったの。その上、その日はコンテストの日。気どって着飾(きかざ)った女の子たちの中で、あたしは浮きまくり。おしゃれなんて、大きらい。そこで、ステージの照明係のふりをすることにしたの!

アルカーディのゴール

『アルカーディのゴール』表紙画像

ユージン・イェルチン/作・絵
若林千鶴/訳
岩波書店
〈93〉

両親を国家反逆罪(こっかはんぎゃくざい)で捕(と)らえられ、孤児院(こじいん)を転々としてきたアルカーディ。ある日、査察官(ささつかん)を前にサッカーの試合で活躍(かつやく)を見せた彼は、査察官の一人イヴァンと養子縁組(ようしえんぐみ)をすることになる。温かい家庭を知らず、サッカーだけを心の拠(よ)り所とするアルカーディと、過去に深い傷(きず)をもつイヴァンが、ぶつかり合いながらも心を通わせていく物語。

すし食いねえ

『すし食いねえ』表紙画像

吉橋通夫/著
講談社
〈913〉

時は江戸時代、12歳の豆吉(まめきち)は、おとっつぁんと二人で屋台の与兵衛(よへえ)ずしを切り盛(も)りしています。名物は早づけずし。ほかのすし屋の押(お)しずしよりも、新しくて活(い)きのいいのが自慢(じまん)で、いつか内店(うちみせ)を持つのが夢です。そんな豆吉はひょんなことから、江戸に来た若侍(わかざむらい)を助けることになりました。

ニレの木広場のモモモ館

『ニレの木広場のモモモ館』表紙画像

高楼方子/作
千葉史子/絵
ポプラ社
〈913〉

集合場所をまちがえて、ニレの木の下でぐうぜん出会った5年生のモモとモカと4年生のカンタ。気が合った3人は、児童館の壁新聞(かべしんぶん)<モモモ館>をいっしょに作ることにしました。3人はインタビューをしたり記事を書いたり大はりきり。そんなある日、投書箱に緊急(きんきゅう)の相談が入っていました。

リンドバーグ 空飛ぶネズミの大冒険

『リンドバーグ』表紙画像

トーベン・クールマン/作
金原瑞人/訳
ブロンズ新社
〈エ〉

大きな港町に、図書館にかよい、こっそり本を読む知りたがりやの小ネズミがいました。ある日突然、なかまがいなくなりました。新しいネズミとりがこわくて、みんなアメリカへ逃(に)げたんだと思った小ネズミは、自分もアメリカに行こうと決意し、木ぎれと新聞紙で飛行機をつくりはじめました。

ガザ 戦争しか知らないこどもたち

『ガザ』表紙画像

清田明宏/著
ポプラ社
〈30〉

「ガザ」という都市を知っていますか?中東ではずっと戦争が続き、ガザに住む6歳以上のこどもはみな、3回以上の戦争を経験しています。2014年夏に始まった戦争では、500人のこどもがなくなりました。家が壊(こわ)れたままでも、家族や友だちを失ってもこどもたちは暮(く)らしています。

ぼくと象のものがたり

『ぼくと象のものがたり』表紙画像

リン・ケリー/作
若林千鶴/訳
鈴木出版
〈93〉

熱病の妹の治療代(ちりょうだい)を払(はら)うため、ハスティンは、家を離(はな)れジャングルのサーカスで象の世話係になる。ところが、最初の仕事は密猟(みつりょう)だった。囚(とら)われた子象のナンディタと心を通わせるようになるハスティン。金もうけしか頭にない雇(やと)い主から、ナンディタを助けたいと思うようになるが...。

青い目の人形物語1

『青い目の人形物語1』表紙画像

シャーリー・パレントー/作
河野万里子/訳
岩崎書店
〈93〉

90年ほど前、アメリカと日本で「友情の人形」の交換が行われていた。レキシーの学校では、人形に添(そ)える手紙のコンテストで一番になった生徒が、人形とサンフランシスコでのパーティーに参加できる。レキシーは、再婚(さいこん)してサンフランシスコで暮(く)らすママに会いたくて、一番になろうとする。

ロックウッド除霊探偵局1[上]1[下]2[上]2[下]

『ロックウッド除霊探偵局』表紙画像

ジョナサン・ストラウド/作
金原瑞人/訳
松山美保/訳
小学館
〈93〉

霊がはびこる街ロンドン。大小いくつもの除霊探偵局が立ちあげられ、霊能力をもった子どもたちが働いていた。物にふれるだけでそれにかかわる感情や音をとらえることができるルーシーは、年上の局長ロックウッド、資料調査を得意とするジョージと3人で、さまざまな心霊事件に立ち向かう。

風のヒルクライム ぼくらの自転車ロードレース

『風のヒルクライム』表紙画像

加部鈴子/作
岩崎書店
〈913〉

医者の父さんはたまにしか家に帰ってこない。そんな父さんから13歳の誕生日にロードバイクが届(とど)いた。自転車は父さんの趣味(しゅみ)で、おれは興味がない。おまけにレースの申しこみもしていた。自分勝手な父さんに腹が立ち、「ゴールまでいけたら、ひとつ言うことを聞いてもらう」と言ってしまった。

だれにも話さなかった祖父のこと

『だれにも話さなかった祖父のこと』表紙画像

マイケル・モーパーゴ/文
ジェマ・オチャラハン/絵
片岡しのぶ/訳
あすなろ書房
〈93〉

祖父には戦争の傷跡(きずあと)が色濃(いろこ)く残っていた。片手は、三本の指が半分しかなくて、もう片方は親指だけ。上唇(うわくちびる)はないのとおなじで、片耳はただの穴だった。父も母も祖父をじっと見ないようにと言うけれど、マイケルは目が離(はな)せなかった。ある夏の日、祖父はマイケルに衝撃的(しょうげきてき)な出来事を語る。

レッド・フォックス カナダの森のキツネ物語

『レッド・フォックス』表紙画像

チャールズ・G.D.ロバーツ/作
桂宥子/訳
チャールズ・リビングストン・ブル/画
福音館書店
〈93〉

レッド・フォックスは、驚(おどろ)くべき知性を持ったキツネです。弱肉強食(じゃくにくきょうしょく)の森の中で、父となり家族を守るため、賢(かしこ)く敵(てき)に立ち向かいます。獲物(えもの)をめぐる野生動物との争い、干ばつ、大火事。人間さえ出しぬき、谷の住人にも広く知られる彼(かれ)に、さまざまな危機(きき)が訪れます。

イーダ 美しい化石になった小さなサルのものがたり

『イーダ』表紙画像

ヨルン・フールム/文
トルシュタイン・ヘレヴェ/文
エステル・ヴァン・フルセン/絵
河野礼子/監修
遠藤ゆかり/訳
創元社
〈45〉

4700万年の時を経て、ドイツのメッセルで発見された子ザルの化石。その美しさ、完璧(かんぺき)さに研究者たちは驚(おどろ)き、その子ザルを「イーダ」とよんで調べはじめた。イーダはどんな場所でどんな生活をしていたのだろう。

うんちの正体 菌(きん)は人類をすくう

『うんちの正体』表紙画像

坂元志歩/著
鱈耳郎/絵
ポプラ社
〈49〉

うんちやおならがくさいのは、食べたものを、おなかの中にいる菌が食べて、ガスを排泄(はいせつ)するから。なんと、うんちの3分の1は菌でできている。わたしたちの体には全部あわせると1000兆個(ちょうこ)もの菌がいて、脳(のう)をコントロールするともいわれている。うんちを通して体の不思議が見えてくる本。

子ども~大人♪

10歳の質問箱 なやみちゃんと55人の大人たち

『10歳の質問箱』表紙画像

日本ペンクラブ「子どもの本」委員会/編
鈴木のりたけ/絵
小学館
〈15〉

勉強したくない、友だちとけんかしちゃった...。だれでもひとつくらいなやみはあるもの。でも、うまく相談できないこともありますよね。あさのあつこさんや令丈ヒロ子さんなど、「言葉のプロ」55人がいろんな考え方のヒントをくれますよ。あなたのなやみを解決する手がかりになるかも。

おどる詩あそぶ詩きこえる詩

『おどる詩あそぶ詩きこえる詩』表紙画像

はせみつこ/編
飯野和好/絵
冨山房インターナショナル
〈911〉

たのしい詩、ゆかいな詩、心にしみる詩。この一冊(さつ)の本の中には、4才の子が書いた詩もあれば、詩人の谷川俊太郎や、中原中也が書いた詩もあります。あなたが、心ひかれる詩、思わず笑(わら)ってしまう詩がきっと見つかります。ぜひ、声に出して読んで、その音を味わってみてください。

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