本の展示
熱田図書館 名古屋市美術館応援企画 「明治150年 印象派絵画の時代」≪展示期間:4月17日(火)~7月1日(日)≫
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2018年4月18日
展示期間:2018年4月17日(火曜日)~7月1日(日曜日)
名古屋市美術館の開館30周年記念「モネそれからの100年」展【開催期間:2018年4月25日(水曜日)~7月1日(日曜日)】と、同じく「至上の印象派展 ビュールレ・コレクション」【開催期間:2018年7月28日(土曜日)~9月24日(月曜日・祝日)】の応援企画として、熱田図書館で印象派絵画の関連本を展示します。
日本の幕末から明治にかけ、フランスで起きた芸術運動「印象派」。それは当時、現実をありのままに描き、時代を先んじていた彼らが、官展「サロン」の古典主義に対抗した芸術維新でした。
1863年、サロンの「落選者展」で出会った画家達がマネを中心に結束し、1874(明治7)年第1回印象派展を自主開催。そこに出品されたモネの「印象、日の出」と、シャリヴァリ紙の辛口の批評記事から、彼らは「印象派」と呼ばれるようになります。1886(明治19)年まで計8回開催された印象派展は不評でしたが、その後、画商デュラン・リュエルの尽力でアメリカで評判となり、1891(明治24)年、パリでもモネの連作「積み藁」が人気を博して、やっと世の中が彼らに追いつき、印象派の時代が到来します。
■ 主な展示資料 ■
No. | 書名 | 著者名 | 出版者 | 出版年 | 分類 | コメント |
1 | イラストで読む印象派の画家たち | 杉全美帆子/著 | 河出書房新社 | 2013 | 72305 | 印象派を漫画風のカラーイラストで楽しく解説する本。印象派とは何か、どんな画家達なのか、時代背景や人間関係など。11人の画家と3人の画商を絡ませ、当初社会から拒絶され、嫌悪された印象主義の挫折から成功までを解説。 |
2 | 印象派全史 1863-今日まで | バーナード・デンバー/著,池上忠治/監訳 | 日本経済新聞社 | 1994 | 72305 | 1963年から1994年までの約130年の印象派の出来事を、年代・あるいは年ごとに解説する本。後に「印象派」と呼ばれる画家達が結集する契機となった、サロンの「落選者展」が開かれた1863年が、元年。 |
3 | フランス印象派の旅 ルノワール、モネ、セザンヌ、ゴッホを訪ねて | 田中穣/著 | 日本交通公社出版事業局 | 1996 | 72335 | 印象派ゆかりのフランスの8地域を旅しながら、絵を理解するためのガイドブック。描かれた風景、画家たちの集った場所などを巡りながら、絵の背景等を知ることができる。 |
4 | 画家名で探す日本で見られる西洋名画 | 小学館「週刊西洋絵画の巨匠」編集部/編 | 小学館 | 2010 | 723 | 日本で美術館めぐりをするための本。印象派を含む37人のヨーロッパ人画家を50音順で並べ、日本の美術館ごとの所蔵作品をカラーで紹介。巻末の美術館一覧も便利。お目当て作品「貸出中」に注意。 |
参考として、下記のサイトもご覧ください。
☆ 名古屋市美術館ホームページ(外部リンク)