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お知らせ

本の展示

熱田図書館 「泪(なみだ)の茶杓徳川美術館特別公開記念 利休とわび茶」≪展示期間:2月6日(火)~3月4日(日)≫

2018年2月10日

展示期間:2018年2月6日(火曜日)~3月4日(日曜日)

泪の茶杓と筒 画像提供:徳川美術館(熱田図書館 「泪(なみだ)の茶杓徳川美術館特別公開記念 利休とわび茶」)

泪の茶杓と筒
画像提供:徳川美術館

閲覧室奥 新聞コーナーで展示中(熱田図書館 「泪(なみだ)の茶杓徳川美術館特別公開記念 利休とわび茶」)

閲覧室奥 新聞コーナーで展示中

徳川美術館所蔵の「泪の茶杓」は、秀吉に切腹を命じられた利休が、最後に開いた茶会のために自ら削った茶杓です。弟子の古田織部が形見にもらい受け、窓を開けた筒に納めて「泪」と名付け、位牌代わりに拝んだと言われています。織部を切腹させた家康を経て、尾張徳川家初代義直に伝えられた由緒正しい名品です。
旧暦2月28日は、千利休の命日「利休忌(りきゅうき)」。今では、新暦の該当日で、桜も咲き始める3月下旬に利休忌のお茶会を開く流派も多いのですが、徳川美術館では毎年、新暦2月28日前後に短期間(平成30年は2月24日~3月4日)、「泪の茶杓」を特別公開しています。
熱田図書館では、この利休忌に相応しい展示にあわせ、千利休とわび茶の関連本を展示します。

下記ホームページも参考になさってください。
☆ 「特別公開 千利休 泪の茶杓」-徳川美術館ホームページ(外部リンク)

■ 主な展示資料 ■

No. 書名 著者名 出版者 出版年 分類 コメント
1 利休にたずねよ 山本兼一/著 PHP研究所 2008 9136 利休が生涯大切にした緑釉の香合(架空)を軸に利休の半生を描く歴史小説。第140回直木賞受賞。利休切腹の瞬間から時代を遡る展開は読者を釘付けにする。映画化の際は山岡徹山が幻の香合を制作。市販された。
2 千利休とその妻たち 上 三浦綾子/著 新潮社 2014 9136 利休の妻となった二人の女性の目を通して利休の生涯を見つめる小説。家柄で利休を見下していた最初の妻稲。そんななかおりきは利休と運命的な出会いをし、先妻死後に妻となり、添い遂げる。
3 茶の本 岡倉天心/著,浅野晃/訳 講談社インターナショナル 1998 791 岡倉天心が、欧米に日本文化を紹介するために英語で書き、1906年にアメリカで出版した『The Book Of Tea』の対訳本。建物、風俗、芸術など全ての日本文化の根底に「茶の精神」があると説き、日清・日露戦争で「武士道精神」が欧米に流布された時代に一石を投じた。
4 千利休 桑田忠親/著,小和田哲男/監修 宮帯出版社 2011 7912 利休の生涯を詳細な資料によって解説し、利休切腹の謎を追う本。利休の逸話や茶道具についても掘り下げが深い。今をときめく歴史学者小和田氏監修。
5 茶の湯の逸話 横田八重美/著 淡交社 2012 79104 『茶話指月集』、『南方録』など茶道の古典格言集のエッセンスを集約し、茶会、点前、茶道具など7分野に分けて現代語で逸話を伝える本。茶の格言は人生の格言。

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