本の展示
熱田図書館 ランス姉妹都市提携さきがけ企画展示「ランス(Reims)への途」≪展示期間:7月22日(土)~8月17日(木)≫
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2017年7月25日
展示期間:2017年7月22日(土曜日)~8月17日(木曜日)
平成29年10月、名古屋市はフランスのランス市と姉妹都市提携を結びます。ロサンゼルス市、メキシコ市、南京市、シドニー市、トリノ市に次いで6番目の姉妹・友好都市です。その時期、名古屋市美術館では特別展「ランス美術館展」-名古屋市美術館ホームページ(外部リンク)が予定されています。
熱田図書館では、それに先駆けて、ランスやその他の姉妹・友好都市の関連本を展示します。
ランス市は、フランス東北部に位置し、約1000年にわたり25人のフランス国王が戴冠式を行ってきた大聖堂のある町です。最後の戴冠式は1825年のシャルル10世で、ロッシーニがオペラ「ランスへの旅」の題材としました。ランスに縁の深い日本人としては、画家のレオナール・フジタこと藤田嗣治が有名です。彼の名を冠した礼拝堂もあり、ランス美術館には多くの所蔵作品があります。
10月は名古屋まつりの月。今年は名古屋まつりが近づくにつれ、ランスへの関心も高まっていくでしょう。
あわせて、
☆ 「名古屋市の姉妹友好都市」-名古屋市公式ウェブサイト(外部リンク)
☆ 「名古屋・ロサンゼルス姉妹都市提携55周年記念 寄贈図書贈呈式」-名古屋市公式ウェブサイト(外部リンク)もご覧ください。
■ 主な展示資料 ■
No. | 書名 | 著者名 | 出版者 | 出版年 | 分類 | コメント |
1 | 花窗玻璃 シャガールの黙示 | 深水黎一郎/著 | 講談社 | 2009 | 9136 | ランス大聖堂のシャガールのステンドグラスに絡む殺人事件の謎を解く推理小説。小説なのに、ランス大聖堂とその芸術を詳しく解説。外国語を漢字表記し、発音のルビを振る手法が斬新。花窗玻璃(はなまどはり)はステンドグラスのこと。 |
2 | フランスの大聖堂 聖地巡礼、そして遺言書 | オーギュスト・ロダン/著,新庄嘉章/訳 | 東京創元社 | 1984 | 70235 | 「考える人」の彫刻家ロダンが芸術家の視点でフランス各地の大聖堂を解説する本。ランス大聖堂の項では「修復」という名の「破壊」を批判。 |
3 | ゴシックの芸術 大聖堂の形と空間 | ハンス・ヤンツェン/著,前川道郎/訳 | 中央公論美術出版 | 1999 | 523045 | ゴシック大聖堂の構造をシャルトル、ランス、アミアンの各大聖堂を比較しながら解説する本。写真(ただしモノクロが主)と付図も豊富で、特にランスはゴシック時代の彫刻写真を厳選。 |
4 | 刑事コロンボ13の事件簿 黒衣のリハーサル | ウィリアム・リンク/著,町田暁雄/訳 | 論創社 | 2013 | 9337 | 姉妹都市ロサンゼルス市警のコロンボ警部が活躍。おなじみのTVシリーズでなく、後年書き下ろされた短編小説を13編。現代を舞台に携帯電話を使うコロンボが登場。 |