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お知らせ

本の展示

熱田図書館 熱田区制80周年記念展示「盧溝橋事件80年~日中全面戦争への道~」≪展示期間:6月6日(火)~8月15日(火)≫

2017年6月8日

展示期間:2017年6月6日(火曜日)~8月15日(火曜日)

熱田図書館では、熱田区制80周年を記念し、80年前の出来事に因んだ特設コーナーを設けて、平成29年12月まで関連本の展示をしています。
展示第2回は、昭和12(1937)年7月7日の盧溝橋事件に注目。日中戦争や、盧溝橋の関連本を集めました。
盧溝橋は、北京西南の石橋です。ここで日本陸軍と中国国民党軍が川を挟んだ両岸で夜間軍事演習中、突如どこかから日本側に撃込まれた謎の銃弾が、終戦まで続いた日中全面戦争の引き金となったことはよく知られています。しかし、最初の一発を誰が撃ったかは、今も闇の中です。

7.30盧溝暁月碑前万歳「アサヒグラフ臨時増刊北支事変画報第2輯」1937年より 鶴舞中央図書館蔵(熱田図書館「盧溝橋事件80年~日中全面戦争への道~」 7.30盧溝暁月碑前万歳
「アサヒグラフ臨時増刊北支事変画報第2輯」1937年より
鶴舞中央図書館蔵

盧溝橋『大東亜戦争写真史 5』1954年より 鶴舞中央図書館蔵(熱田図書館「盧溝橋事件80年~日中全面戦争への道~」 盧溝橋
『大東亜戦争写真史 5』1954年より
鶴舞中央図書館蔵

80周年記念展示コーナーはこれが目印(熱田図書館「盧溝橋事件80年~日中全面戦争への道~」 80周年記念展示コーナーはこれが目印

☆盧溝橋端の盧溝暁月碑に刻まれた清詩は、音読テキスト「盧溝暁月(乾隆帝)」<PDF形式 130KB>をご覧ください。

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■ 主な展示資料 ■

No. 書名 著者名 出版者 出版年 分類 コメント
1 日中戦争 殲滅線から消耗戦へ 小林英夫/著 講談社 2007 21074 日中十五年戦争を、満洲事変から盧溝橋前夜までの前史と、盧溝橋から武漢作戦まで、太平洋戦争前夜まで、及び太平洋戦争期の計4期に分けて解説する本。盧溝橋事件の解説も詳しい。
2 それでも日本人は、「戦争」を選んだ 加藤陽子/著 朝日出版社 2009 2106 日本近現代史の第一人者が2008年に行った高校生向け講座の記録。日中戦争に関し、1938年に駐米中国大使になった胡適の「日本切腹中国介錯論」を紹介。盧溝橋事件は偶発的だが、戦線拡大は胡適の思惑通りとし、その頭脳を絶賛。
3 池上彰の戦争を考える 戦争はなぜ始まりどう終わるのか 池上彰/著,テレビ東京報道局/著 KADOKAWA 2015 21075 2010~15年放送のテレビ東京「池上彰の戦争を考えるスペシャル」を本にしたもの。盧溝橋の項では、背景となった当時の世界情勢を簡明に分析。愛知学院大や名城大でも講座を持つ人気ジャーナリストのTV解説手法を本でも体感。
4 日本戦時下のジョーク集 満州事変・日中戦争篇 早坂隆/著 中央公論新社 2007 779 戦争ネタを含む、戦時下の漫才・落語ネタの「イイトコ取り」集成本。日中対立も深まる盧溝橋前夜に、中国語訛りの日本語を話す親日家の蒋介石が、中国民衆の無礼を詫びるネタもある。但し、盧溝橋ネタは掲載されていない。
5 昭和陸軍全史 2 川田稔/著 中央公論新社 2014 39621 満州事変から日中戦争が行き詰まる太平洋戦争前夜までの日本陸軍軍人の動きを追う本。満州事変の立役者石原莞爾が不拡大路線を主張しながら、盧溝橋事件後に渋々戦線拡大を承認した心理など、当時の力関係や、空気も解説。

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