ページの先頭です。
本文へジャンプする。
ここから本文です。

お知らせ

本の展示

鶴舞中央図書館 名古屋市博物館特別展「よみがえれ! シーボルトの日本博物館」連携企画「シーボルトと出会った尾張の本草学者と嘗百社」「シーボルトの本」≪展示期間:4月22日(土)~6月15日(木)≫

2017年5月9日

展示期間:2017年4月22日(土曜日)~6月15日(木曜日)

泰西本草名疏(鶴舞中央図書館 「シーボルトと出会った尾張の本草学者と嘗百社」「シーボルトの本」)

泰西本草名疏

名古屋市博物館では平成29年4月22日(土曜日)から6月11日(日曜日)にかけて、特別展「よみがえれ! シーボルトの日本博物館」―名古屋市博物館ホームページ(外部リンク)が開催されています。
これに合わせ、鶴舞中央図書館でも、シーボルトに関する関連資料の展示を行っています。

■ 2階展示ケース ■

「シーボルトと出会った尾張の本草学者と嘗百社(しょうひゃくしゃ)」

2階展示ケース(鶴舞中央図書館 「シーボルトと出会った尾張の本草学者と嘗百社」「シーボルトの本」)

2階展示ケースの様子です。

文政9年(1825)、長崎の出島から江戸へ参府途中であったドイツ人医師のシーボルトに植物についての学術的な教えを請うため、宮の宿(現在の熱田)で面会を求めた尾張の学者がいました。
彼らの名は、水谷豊文、伊藤圭介、大河内存真。尾張で本草学を研究するグループ「嘗百社」のメンバーでした。鶴舞中央図書館で所蔵する貴重資料より、彼らの業績や活動を知ることができる資料を紹介します。

■ 2階カウンター前展示スペース ■

「シーボルトの本」

2階カウンター前展示スペース(鶴舞中央図書館 「シーボルトと出会った尾張の本草学者と嘗百社」「シーボルトの本」)

2階カウンター前展示スペースの様子です。

シーボルトについて学べる本の展示の他、「日本に初めてやってきたピアノはシーボルトのピアノ」「シーボルトミミズという名のミミズがいる」などの豆知識を合わせて披露します。
博物館の入場割引券にもなる特製しおりも配布します。

■ 主な展示資料 ■

No. 書名 著者名 出版者 出版年 分類 コメント
1 泰西本草名疏(たいせいほんぞうめいそ) 伊藤圭介/著     別499-1 著者の伊藤圭介(1803-1901)は名古屋城下の呉服町(現在の中区丸の内三丁目)で生まれました。24歳でシーボルトに出会い、27歳でツュンベリー著『フロラ・ヤポニカ』を訳述した『泰西本草名疏』を刊行。尾張藩医として活躍した後、東京大学等でも登用され、86歳で日本初の理学博士の称号を受けました。本書の中では、初めて伊藤圭介によって作られた「おしべ」「めしべ」「花粉」などの言葉が使われています。
2 物品識名(ぶっぴんしきめい) 水谷豊文/編     市1-27 著者の水谷豊文(1779-1833)は『嘗百社』を主宰し、大河内存真や伊藤圭介などの優れた弟子を育てました。
『物品識名』は、日本の動・植・鉱物をいろは順に集成し、和名と漢名を対比させた上、その出典などを注記したもので、豊文の代表作といえます。『物品識名』に続く『物品識名拾遺』と合わせて4,000種目を取り上げています。
3 蜻蛉譜(とんぼふ) 雀巣庵/[著] 昆蟲研究社 1938 486 作者の吉田高憲(1805-1859)は、馬廻組・寄合組を勤めた尾張藩士で、通称平九郎、雀巣庵と号しました。嘗百社の主要なメンバーで特に昆虫類の研究に優れ、本書は、わが国最初のまとまったトンボ図鑑とされます。
鶴舞中央図書館で所蔵しているのは、昭和13年に複製復刻されたものです。

▲ページトップへ