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お知らせ

本の展示

緑図書館 「目立てばいいのか! マイナーポエットを読む」≪展示期間:1月5日(木)~1月29日(日)≫

2017年1月5日

展示期間:2017年1月5日(木曜日)~1月29日(日曜日)

緑図書館 「目立てばいいのか! マイナーポエットを読む」

「マイナーポエット」とは、一般的な知名度がなく目立たないが、熱烈な読者を持ちその存在を無視できない詩人のことをいいます。本来は詩人のことをさしますが、それ以外のジャンルの人にも拡張して使われています。ここではあまり厳密に考えず、"知名度はないけれど、いい作品を書く人たち"と広くとらえ、関連する本を集めてみました。これらの作品を読めば、目立つものだけがいいとは限らないことがわかります。

■ 主な展示資料 ■

No. 書名 著者名 出版者 出版年 分類 コメント
1 大木実詩集 大木実/著 思潮社 1989 91156 文字通りのマイナーポエット。声高に語らず、平明な表現で、質朴な一生活者の哀歓をうたい、心にしみいる詩を書きます。もっと広く読まれてもいい詩人です。
2 セザンヌの山・空の細道 結城信一作品選 結城信一/[著] 講談社 2002 9136 寡作ながら珠玉の作品を書いた作家。代表作を精選して収めた作品集です。
3 古句を観る 柴田宵曲/著 岩波書店 1984 91133 元禄時代の無名俳人の俳句の評釈ですが、その行間から自己宣伝を嫌い恬淡と生きた人柄がにじみ出る、滋味掬(きく)すべき本です。
4 日日の麺麭(ばん)/風貌 小山清作品集 小山清/[著] 講談社 2014 9136 著者は不遇な人生を過ごし、53歳で生涯を閉じましたが、作品は市井の庶民生活の中に魂の美しさを見出そうとしました。
5 別れの手続き 山田稔散文選 山田稔/[著] みすず書房 2011 9146 現役で無名というわけではないが、もっと読まれてもいいということで紹介します。フランス文学の教授・翻訳家としての知名度の方が高いかもしれませんが、素晴らしい文章を書く人。こちらは散文集。小説もモチロンおすすめです。

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