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お知らせ

行事報告

中川図書館 「長寿イキイキ音読教室」を行いました

2017年3月16日

中川図書館では、平成29年3月9日(木曜日)に、60歳以上の方を対象とした「長寿イキイキ音読教室」を行いました。
2016年は夏目漱石・没後100年、2017年は生誕150年の記念の年ということで、平成28年度の音読教室は、漱石の代表作を順々に読んできました。最後となる今回は、漱石晩年の名作『こころ』です。学生の「私」は避暑地の鎌倉を一人で過ごすうち、ある男性が気になり出します。やがて二人は話をするようになり、私はその人を「先生」と慕っていきます。二人の交流は東京に帰ってからも続き、親しく付き合ううちに「私」は「先生」に、どこか影があるように感じていくのですが、何度問うても「先生」はその影の訳を話そうとはしません。「先生」の抱える影の正体が何であるのか、気になる方はぜひ読んでみてください。読む人、読む時期、読む時代に応じて、いろいろと異なる魅力を放つ作品です。
当日は25名の方が参加され、全員で一緒に声を出して、楽しく作品を読みあいました。次回の音読教室は、平成29年7月ごろ開催の予定です。

発声練習代わりに「うさぎとかめ」を歌いました。(中川図書館 「長寿イキイキ音読教室」) 発声練習代わりに「うさぎとかめ」を歌いました。

「私はその人を常に先生と呼んでいた。...」(『こころ』より)(中川図書館 「長寿イキイキ音読教室」) 「私はその人を常に先生と呼んでいた。...」(『こころ』より)

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